9/15


今日で、リーマンショックから一年。

今のように、金融市場が再び小復活し、素材インフレも起きている状態を

FRBバーナンキ議長はjobless recovery(雇用なき回復)と言っています。


実需経済の落ち込みの回復がまだまだで、消費が増えていない(地球のためにはいいのだけれど)

状態で働く人々の幸せと、金融資本主義の次を見極めたいのに未だ見えておりません。


これからどうなるのか、教えてください・・・


さて、読書の秋に読みたい本があります。


人類学者、そして恋愛科学の第一人者ヘレン・フィッシャーさんの本。

「why him?why her?」の 日本語版「運命の人は脳内ホルモンで決まる」が来月発売になるそうです。



彼女の研究成果としての考えはこうです。以下転記します。



「人類は、交配と生殖のために3つの脳内システムを進化させてきたと考えています。

それは「恋愛」、「性欲」、「愛着」です。

恋愛はどきどきして相手のこと以外、目に入らなくなる高揚感をもたらします。

これに対して性欲はほぼどんな相手でも関係を結べる脳システム。
  
そして愛着は長い間付き合っている相手に抱く、落ち着いた感情。

特に「恋愛」と「性欲」は混同しやすいですが全く別のシステムです。

私たち人類はだれとでもセックスはできるが一度に複数に恋する能力はないと考えています。」



転記終わり。

それにとっても興味があります。人間の本能は生きるために長年培われ、改善されててきたものであり、

その習性は現代社会の中で違和感をもたらすものでもあるかもしれませんが、


自分たちがどういう生き物なのか未だ分かっていない、私たちはそれをいま分かっている範囲の中で、

理解した方が人間関係、さらには社会の発展に繋がるのではなないかと。


それを楽しむゆとりがあればなおいいのですけど。