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先月亡くなった、韓国元大統領金大中氏の言葉があります。
姜尚中氏のコラムを引用します。
「リーダーは半歩前を歩くんです。もし国民がついてこなければ、握った手を離さず、半歩下かって説得し、また半歩前に進むんです。わたしはずっとそうしてきました」
「リーダーとして重大な決断を下さなければならないとき、政治家・金大中が最後の拠り所にしたのは、目の前の利益ではなく、自らが歴史にどう評価されることになるのか、ということだった」
金大中氏は「歴史と勝負する」ことで自らの民主化の信念を貫いたのでしょう。
大事なことは今までの歴史を知っていて、これからの方向がどうなるか?理想はどうなのか?
ということだと思います。
でも、それを動かそうとしたら、それなりに学習もしないといけませんし、
あまりに先進的すぎてもまわりの理解を得られなかったり、ビジネスでもマーケットが時期尚早で育っていないと結果的に失敗します。
といっても、今はついていくこと、目の前の課題を片付けることで精一杯。
せめて、他人の失敗の経験や歴史と、決して多くはない偉大な先輩の言に耳を傾けることは続けたいと思います。