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昨日、89歳で急死した祖母の葬儀・告別式・初七日が無事終わりました。
この場をお借りして、ご参列いただいた方、おくやみのご連絡をいただいた方、すべての皆様にお気遣い厚く御礼申し上げます。
日曜日、心肺停止との報を受け、駆けつけるまで心臓マッサージをしてくださった医師団に申し訳ない気持ちです。
祖母には家族的には、何ら違和感なくむしろ見事に価値観は一致するし、商売一家ゆえの家族への思いは並々ならぬものがあったのだけれど、一緒に仕事をした人としてはこだわりと信念が強くてなかなかに手ごわい人でした。
何せ、会社に住んでいたわけですから、現場で一緒に仕事して、仕事の引退をしてもらって、会社のことで話し合ったり、場合によっては事後承諾で進めたり、その影響を排除するまで10年はかかったのですから。
一時は「鬼の孫」呼ばわりされたこともありますから、
普通のばあちゃんと孫の関係ではなくて、想像し難いかもしれませんね。
でも、最近は家族の話と少し仕事の話を和気藹々?としてたものですから、過去のことすっかり忘れておりました。ですから今は感謝する以外の言葉はありませんね。
故人を尊敬しつつも、美辞麗句ではなく、冷静に判断するのがヤピガメ流。感謝の気持ちでもって、寸評させていただきます。
祖母から学んだ点があるとすれば、
・商売人として、その経験を通じて世の中の厳しさと人間の本性である弱い部分・醜い部分を知っていた。
・戦中戦後の生き字引として、危機管理と常に心配をしていた。
・質素倹約で会社・個人を守ることを信条としていた。
・ストレスをためず、仕事などを通じて身体を動かすなど、健康や生への執念があった。
そういう面で、命をかけて会社や家族を守ってきた実績と、商売する環境に身をおかれた被害者意識から家族を大事にしたい渇望を併せ持ちつつも、商売人的発想をしてしまう矛盾もあったように思います。
でも、その生き様やよし!
祖母のいい部分を遺伝子としてもらって生きていくいい機会をいただいた点だけでも感謝してお見送りをする価値はあったように思います。
お疲れ様でした。