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最近、選挙もあって固い話題が続きますねえ。
麻生首相は、
「日本の歴史、伝統、皇室、国旗、国歌といった基本的なものは守った上で改革をする。・・革命的な改革なんかやる必要なんか全くない」
と街頭演説でおっしゃったそうです。
「革命」とは、辞書によれば
「支配者階級が握っていた国家権力を被支配者階級が奪い取って、政治や経済の社会構造を根本的に覆す変革」
「既成の制度や価値を根本的に変革すること」
とされています。
前者の意味での「革命」は日本の歴史にはないといっていいでしょう。日本の政治権力は天皇、皇族、貴族、武家、藩閥政府といった支配階級同士の争いであって、被支配者である市民が権力を奪い取った歴史はありませんでした。
戦後にしても敗戦・占領によって、民主主義を与えられたわけですから、自らの力ではありませんよね。
後者の意味での「革命」は上記の歴史の中でちりばめられてます。
今の民主主義に変わるものは少し考えにくい一方、資本主義や各分野でのその変化は未来で想定されることでしょう。それを政治が応援する意味で、改革はいずれにしても必要である、という認識は一致しているようです。
麻生首相がおっしゃったのは、歴史的には真に正しいし日本人は基本的に温和で保守的なはずです。ただし革命に関する意味合いからしたら、「既成の制度や価値を根本的に変革すること」は国民が望んでいるものであり、それにどう応えるかが重要である、と言えるのではないかと思います。
振り返ってわが身もおんなじです。はい。