8/23
来週日曜日、衆議院議員総選挙とともに行われる、最高裁判所裁判官国民審査。
投票についてはわかっていても、国民審査はどうもわかりにくいですよね。
投票行動については、それなりの目的と納得できる意味や説明できる根拠が必要だと思っておりまして、
国民審査につきましても、憲法に明記されている、最高裁判官をやめさせる権利を理解して行使することが
有権者の義務だと思うからです。
一週間で、対象となる9名の裁判官の経歴と関与した判決内容を確認して、罷免すべき裁判官に「×印」を付けます。
健全な民主主義は私見ながら、
市民が主権を持ち、その代表である権力者をきっちり選び、権力が分散され、権力へのチェック機能が果たされることが条件です。
日本でも、立法・行政・司法を三権力が分立されていることは、いろいろな見解があれども、
歴史に学んだ民主主義のかたちづくりが少なくとも出来ている証拠です。
でも、司法に関しては裁判員制度が始まったこともあり、市民参加の機会と関心がある今の時期のせっかくの国民審査でもありますので意味あるものにしたいものです。
http://miso.txt-nifty.com/shinsa/
あたりをご参考に。
これも私見ながら、
罷免すべき裁判官の条件としては次の実績がある人とします。
①憲法判断を避けた
②権力(政権与党)に対して従順で市民に対して厳しい
③小生の考えや信条に反する意見を述べた人
こういった基準でもって判断をさせていただきます。
でも、今までは国民審査によって罷免された裁判官はいません。
システムがあっても、それを十分発揮できていないのは有権者の怠慢でもあるし、
国民審査をもっとPRするなり、もっと実効性があるものに変更するなりの改善が必要かも知れません。
だから、今回「政権選択選挙」とされる投票であっても、罷免される裁判官はおそらくいないでしょう。
でも知っておいた方がいいし、投票と国民審査の意義は、問われたら訴えたいと思います。
これは政治学を学んできた人間の矜持に過ぎないかも知れないけれど。