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ようやく梅雨明けしたといっても、夕立が続く日々。


8月の総選挙は熱い夏になりそうですね。

ここ数年、政治家と身近に接する機会をいただいて、


政治家というものは権力に身を置く権利者というイメージが一般的には強いけれども、
たくさんの人脈と情報を得ることが出来る立場でありながら、

それを直接生かすことは許されない場合が多いですね。

主権者たる有権者の代表という立場である以上全体の利益を考えなければならないから。


だから大変だと思いますし、誘惑の魔力もあるけれど、ビジネス的にもはや効率的なものでもないし、

情熱や信念やその他そう動かされるものがなければとてもではないが務まるものではありません。

自分の評判を気にしすぎている人は、とうに首を吊っている職業でしょう。


あらゆる立場において、権力側に立つことばかりは避けたいものですし、

かといって提案なき批判だけでは前に進まない。


そういう批判を受容しながら、その実態をもっと知ることによって、この選挙の投票行動の参考となるデータの中でじっくり吟味する時間は与えられるでしょう。


民主主義国家の政治家は主権者から税金による交付を受ける代わりに、時代に見合った税金の分配と制度の改正に従事する存在であり、本来権力者であることは政治というものに対する歴史的錯覚であって欲しいものです。


一方、「人は人に従うものであって、制度や理念に従うものでない」はずです。有権者の代表をするのはやはり人間性・倫理観・人格・それに見合ったあらゆる基盤、その結果としての誰もが持ち得ないカリスマ性がないと政治家は出来ないわけでしょう。人格も政策も両方大事でもありますし。


政略どうこうとはまったく関係なく、はやり民主主義の成果としての投票について、その率が少しでも上がってくれることを願います。


ジャーナリズムの報道姿勢も注視していきます。