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世の中は、わからないことだらけです。
でも、逆説的には「わからないことは、わかったことがあることによって、よりはっきりする」ことがあります。
結果的にそうだった、とは後になって言えることですが常にわからないことがわからず、先がどうなるのかが
わからず不安になっていたんだと。
今は何でも「先行き不透明」と言ってます。そのために「サキヨミ」の力が欲しいのですが、残念ながらこれも
経験や訓練や学習成果をもってせずして読むことはできないようです。だからそれが分からずに右往左往しているのでしょうね。
景気はどうなるのか、生活はどうなるのか、ネックとなる問題はどう解決すべきか?不安感が蔓延している昨今、大小に関わらずそういう課題をいつも持っていて解決したり乗り越えたり、あるいは失敗したりするのです。
成功の経験は単発的なものだから、あんまり応用は利かないかも知れません。でも、失敗の経験は「これはやってはいけない」ということがはっきりしているだけに、せめて発生主義でも失敗の経験を生かさねばなりません。
今して思えば、これは良かったということはほとんどなくて、これはまずかったという方が圧倒的に多い。
でもまずかった経験を生かしていないのならば、「わかってない」ということになるのでしょう。
まずは、「わかっていないことをわかること」から始めねば!