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ベストセラー「鈍感力」への批判記事を読んだのでこれは!と思いました。
辛口評論家?佐高信であります。彼の本はたくさん買って読みましたし、
講演・サイン会にも行ったことがあります。

この人の膨大な読書量と知識による知的な辛口評論は賛同するところが多いのです。
その批判は常に政治家や財界人・著名人などの権力者や強者に向けられているところが好きなのです。
その代表作のひとつは住友商事元常務・鈴木朗夫の反逆人生を描いた
「逆命利君」です。
「逆命利君、謂之忠(命に逆らっても君を利す、之を忠 と謂う)」
抜群の企画力、折衝力、語学力を持ちながら、管理に全身で刃向かい、陰湿な日本的企業社会を一刀両断にして逝ったビジネスマン。組織や上司を思うからこそ道を誤らせないために反対する「逆命利君」。
興味があればご一読ください。
さて、鈍感力への批判点は次の点。
この本は
「鈍感な人はさらに鈍感になる本」であり、
「傍若無人に振舞っても生きていける人のみ有効な本」
「鈍感力などは必要ない」
「必要なのは「独感力」である」と説く。
辛口ですね。
この本はもともと「敏感」がいいとされる世間の常識から一見逆でありマイナスイメージがつきまとう「鈍感」もいいところがいっぱいあるんだよ、という「逆もまた真なり」を狙った本でありましょう。
現代はストレス社会だから、鈍なる部分が自分を守るために有効であるし物事の本質を捉えている面は評価していますけど、佐高が言う鈍感を通り越して傍若無人・自分勝手ということになるとしかもそれが権力者ということになれば、社会に対する影響や害毒は大きいことは間違いないでしょう。
また、一般市民にとっての鈍感さが権力者への批判封じ込めになってもいけません。
そう考えると日本人は鈍感なところも一部にありそうです。
その意味で佐高氏の批判の意味が世間に伝わる意味はありますし、この面に対する視点が私に欠けていたとすれば反省ですね。
まあ他人に「こいつは鈍感だから何を言っても無駄だ」と言われない様そこそこ「敏感」に周囲を感じ取る日常を過ごさねば。
でも「鈍感力」も個人レベルではありますが精神的には必要です。
気にしすぎても、
くよくよしすぎても
よく周りが見えすぎても
苦痛だし精神的には良くないのは確かですから。
ベストセラー「鈍感力」への批判記事を読んだのでこれは!と思いました。
辛口評論家?佐高信であります。彼の本はたくさん買って読みましたし、
講演・サイン会にも行ったことがあります。

この人の膨大な読書量と知識による知的な辛口評論は賛同するところが多いのです。
その批判は常に政治家や財界人・著名人などの権力者や強者に向けられているところが好きなのです。
その代表作のひとつは住友商事元常務・鈴木朗夫の反逆人生を描いた
「逆命利君」です。
「逆命利君、謂之忠(命に逆らっても君を利す、之を忠 と謂う)」
抜群の企画力、折衝力、語学力を持ちながら、管理に全身で刃向かい、陰湿な日本的企業社会を一刀両断にして逝ったビジネスマン。組織や上司を思うからこそ道を誤らせないために反対する「逆命利君」。
興味があればご一読ください。
さて、鈍感力への批判点は次の点。
この本は
「鈍感な人はさらに鈍感になる本」であり、
「傍若無人に振舞っても生きていける人のみ有効な本」
「鈍感力などは必要ない」
「必要なのは「独感力」である」と説く。
辛口ですね。
この本はもともと「敏感」がいいとされる世間の常識から一見逆でありマイナスイメージがつきまとう「鈍感」もいいところがいっぱいあるんだよ、という「逆もまた真なり」を狙った本でありましょう。
現代はストレス社会だから、鈍なる部分が自分を守るために有効であるし物事の本質を捉えている面は評価していますけど、佐高が言う鈍感を通り越して傍若無人・自分勝手ということになるとしかもそれが権力者ということになれば、社会に対する影響や害毒は大きいことは間違いないでしょう。
また、一般市民にとっての鈍感さが権力者への批判封じ込めになってもいけません。
そう考えると日本人は鈍感なところも一部にありそうです。
その意味で佐高氏の批判の意味が世間に伝わる意味はありますし、この面に対する視点が私に欠けていたとすれば反省ですね。
まあ他人に「こいつは鈍感だから何を言っても無駄だ」と言われない様そこそこ「敏感」に周囲を感じ取る日常を過ごさねば。
でも「鈍感力」も個人レベルではありますが精神的には必要です。
気にしすぎても、
くよくよしすぎても
よく周りが見えすぎても
苦痛だし精神的には良くないのは確かですから。