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米国大統領ブッシュ氏が退任します。

氏の功績は


9.11同時多発テロを受け、
アフガニスタンに侵攻し、
「パトリオット法」(愛国者法)を制定し、
善か悪かの枢軸をつくり、
イラクに対し開戦(イラク戦争)を起こし、
テロの連鎖を引き起こし、
京都議定書から離脱し、
金融工学発展を支援し、
金融危機を引き起こしました。

歴史は最悪の米国大統領とするのでしょうか?
功罪の功の部分もあるはずなのですが、辞め時の運の悪さもあるのでしょうね。

自由と民主主義を標榜するこの国の発展が世界を牽引してきたし
それに頼っていた、頼らざるを得なかったのが米国以外の世界の国々だったのでしょう。



氏の教訓があるとすれば

氏のおかげで、20世紀中に残っていた矛盾や問題(環境問題・宗教戦争・金融資本主義など)を多く提起したのは、これからが本当の21世紀の節目になったということ。

もうひとつは、
「物事を善悪はっきりつけることなど不可能だし、しない方がよい場合が多い」
ということ。絶対善、絶対悪などあり得ないのですから。

「人類の社会には思想の潮流が二つあって、人の命以上の価値があるという説と命に優るものはないという説と。人は戦いを始める時前者を口実にし、やめる時に後者を理由にする。」
「一つの正義に対して、逆の方向に同じだけの質と量を持った正義が必ず存在するのではないか」