8/16
「夏休み」終って久し振りの出勤。猛暑の中みんな仕事に励んでます。
我々も頑張っているけれどもライバルも頑張っている。
これからが勝負です。猛暑の中で熱くなることもいいか。

うちの役員からいただいた「馬刺し」うまかったよ!!!
さて、
海外旅行中は機内での時間を利用して本を複数冊持っていきます。
機内ではとても集中出来るしほかに特にすることもないから。
今回はライブドアの堀江元社長の懐刀として粉飾決算が元で罪に問われた
宮内亮治氏の回顧録「虚構」堀江と私とライブドア
を読みました。ライブドアの発展と転落については彼の見方が客観的で実相に迫ることが出来るか、と思ったからです。堀江氏の著作は話題になったのですが、彼の「成功体験」は称賛しても、経営者としての姿勢や長期的視点には?だったので買ってみたのです。
内容は宮内氏の冷静な回顧、そして反省と今後の希望であり、氏の実直さが好印象でした。
「事件にはすべて原因があり、結果がある。堀江がつくり、私が支えたライブドアは、急成長企業の演出という無理のなかに摘発の原因を生み、それを許してはならないという時代環境のなかで摘発された。」
「堀江の経営者としての美点は、情報収集力と発想力と理解力だ」また、「感情に流されることなく結果を求めること」天性の閃きで事業を興した堀江氏が発想して宮内氏が形を整えることによってライブドアは急成長したそうです。
ただ堀江氏は「執拗なまでの利益へのこだわり」があり、計画通りに進まないスタッフに対して「何で何で?」を繰り返し、「どうして、どうして」と常に結果=利益を出すことを求めました。氏にとって会社を発展させる結果を出す、利益を出すために仕事を創造できる社員が有能でそれができない社員は辞めてくれればいい、という会社がライブドアであった、ということが言えます。業績に応じて報酬が得られればそれについてくる有能な社員が残るわけでその点が急成長のひとつの要素ならば一部認めるべき点はあるでしょう。
宮内氏は堀江氏が「すぐ飽きるか、早い結果を求め」る「これが彼の欠点だ」と分析しています。
宮内氏が会社勤めがない税理士出身。組織とは何か、企業統治とは何かを考えるのに苦労したそうです。そこで心がけたことは歴史書を読み事だった、と。
「日本の経済史・幕末の偉人・中国の古典そのなかに、組織のあり方、人の動かし方、リーダーの要件が書いて」ありそれを実践した、と。
「たいへんなのは、妥協や嫉妬や恨みという感情で部下を判断しないこと、好き嫌いをビジネスの場に持ち込まないこと」
宮内氏は天才堀江氏を支える立場から、堀江氏の閃きを具現化し、欠点や彼が及ばない点を補佐するために叡智を尽くしてライブドアの急成長に貢献したが、急成長から企業としての組織を整えて事業化するにはあまりにも未熟で時間が足りなかった。
本来時間が足りなくても必要な企業や社員にとって必要な理念や理想が薄っぺらいことが「失敗」に繋がったのでしょう。
企業は社会の発展と社員の幸せとともになければなりません。その理想を「大きくすること」「成長させること」そのもの「だけ」を目的とする組織は、その企業はやがて破滅の道を歩むことになる、と確信しました。
「夏休み」終って久し振りの出勤。猛暑の中みんな仕事に励んでます。
我々も頑張っているけれどもライバルも頑張っている。
これからが勝負です。猛暑の中で熱くなることもいいか。

うちの役員からいただいた「馬刺し」うまかったよ!!!
さて、
海外旅行中は機内での時間を利用して本を複数冊持っていきます。
機内ではとても集中出来るしほかに特にすることもないから。
今回はライブドアの堀江元社長の懐刀として粉飾決算が元で罪に問われた
宮内亮治氏の回顧録「虚構」堀江と私とライブドア
を読みました。ライブドアの発展と転落については彼の見方が客観的で実相に迫ることが出来るか、と思ったからです。堀江氏の著作は話題になったのですが、彼の「成功体験」は称賛しても、経営者としての姿勢や長期的視点には?だったので買ってみたのです。
内容は宮内氏の冷静な回顧、そして反省と今後の希望であり、氏の実直さが好印象でした。
「事件にはすべて原因があり、結果がある。堀江がつくり、私が支えたライブドアは、急成長企業の演出という無理のなかに摘発の原因を生み、それを許してはならないという時代環境のなかで摘発された。」
「堀江の経営者としての美点は、情報収集力と発想力と理解力だ」また、「感情に流されることなく結果を求めること」天性の閃きで事業を興した堀江氏が発想して宮内氏が形を整えることによってライブドアは急成長したそうです。
ただ堀江氏は「執拗なまでの利益へのこだわり」があり、計画通りに進まないスタッフに対して「何で何で?」を繰り返し、「どうして、どうして」と常に結果=利益を出すことを求めました。氏にとって会社を発展させる結果を出す、利益を出すために仕事を創造できる社員が有能でそれができない社員は辞めてくれればいい、という会社がライブドアであった、ということが言えます。業績に応じて報酬が得られればそれについてくる有能な社員が残るわけでその点が急成長のひとつの要素ならば一部認めるべき点はあるでしょう。
宮内氏は堀江氏が「すぐ飽きるか、早い結果を求め」る「これが彼の欠点だ」と分析しています。
宮内氏が会社勤めがない税理士出身。組織とは何か、企業統治とは何かを考えるのに苦労したそうです。そこで心がけたことは歴史書を読み事だった、と。
「日本の経済史・幕末の偉人・中国の古典そのなかに、組織のあり方、人の動かし方、リーダーの要件が書いて」ありそれを実践した、と。
「たいへんなのは、妥協や嫉妬や恨みという感情で部下を判断しないこと、好き嫌いをビジネスの場に持ち込まないこと」
宮内氏は天才堀江氏を支える立場から、堀江氏の閃きを具現化し、欠点や彼が及ばない点を補佐するために叡智を尽くしてライブドアの急成長に貢献したが、急成長から企業としての組織を整えて事業化するにはあまりにも未熟で時間が足りなかった。
本来時間が足りなくても必要な企業や社員にとって必要な理念や理想が薄っぺらいことが「失敗」に繋がったのでしょう。
企業は社会の発展と社員の幸せとともになければなりません。その理想を「大きくすること」「成長させること」そのもの「だけ」を目的とする組織は、その企業はやがて破滅の道を歩むことになる、と確信しました。