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2008年の年賀状です。

「素直な人」とは、自分の
足りないものを知り、学ぶ人。
持っているものを教え、分ける人。
嫌な相手でも良い面をきっちり認める人。
好きな人のために忠告できる人。
人間は自分が正しいと信じたい生き物。
でもそうでないと分かっていて忘れてしまう。

だからこそ「素直な人」になりたい。


今までもそうだったし、これからもそうでしょう。
自分はとにかく素直でないのです。
今までの狭い知識や経験からこうでなければならないという一種の固定概念を持っているのです。その固定概念と物事の本質を捉えている「哲学」を混同してしまっているところもあります。

「素直」という言葉には語弊があります。
それは単に人の言うとおりにすることなのか?ということ。
疑ってはいけないのか?ということ。

人は人。自分は自分。人のことをとやかく言うことは自分を差し置いて間違っているということです。身内である親子でも夫婦でも兄弟でも難しいのにましてやまったくの他人など・・・ということ。

何もかも疑うことは良くないことです。信じた方が楽だし正しいと思います。
ただ、検証は必要でしょう。人は間違いミスを起こしますし世の中は必ずしもきれいなものばかりではありませんから。

でも明らに間違ったことをする人へは心から忠告はすべきでしょう。思っているだけは何もしないことと同じなのです。

批判と忠告は違いますよね。

あくまで自分の「哲学」すなわちこうあるべきだ、という考えを持って
その考えをもとに、外からいいものは取り入れ、そうでないものやそうでなくなったものは容赦なく捨てる。

そうやって変化を持たせながら細胞が常に新しくなるように自分を刷新していきたいものです。

自分は必ずしも正しくない。その自信の無さを謙虚さとして受け止めて、
まずは他人から学ぶようにします。

他人とは、縁ある人々だけでなく面識のない経験を積んだ人(本やTV、講演など)かもしれないし、目の前にある自然や風景かも知れません。また、かつての自分かも知れません。

なりふり構わずいいものはいい。そうでない物事は改めるべきなのです。
それが分かって実行出来るようになれば少しは「素直」になれるかな。