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よくセミナーの案内文が来て一読するのですが、
あるセミナー案内文から意に止まったことばがあったのでメモしておきます。
そのセミナーを受ける成果と目的は
「社会のため、ひとのために貢献できる自分づくりの定義を明確にして、「知行合一」を実践的生き方の規範とし、理想的な思想・哲学を身に纏い、実践を続ける説得力ある強い指導者」になることだそうです。
この通りの内容ならなかなかに崇高で素晴らしいセミナーなのですね。
言葉好きとしてはふたつの言葉に興味を持ちました。
①「知行合一」とは何だろう?
「知行合一」とは中国明代に、王陽明の陽明学の中にあって、朱子学が物事を極めてから実践する「知先行後」であることを批判して、「知って行わないのは、未だ知らないことと同じ」とする実践重視の考え、だそうです。
でこれはこの通りですけど、知っていること思っていることをすべて実践することは不可能。
わかっているのに、すべきことを行動に移してないことは、自戒すべきことなのでしょうけど。
②「理想的な思想・哲学」を身に纏うとは何だろう?
「理想的な思想・哲学」って何だろう?
人は「自分なりの思想・哲学を持つこと」が重要であって、 未だかつて「理想的な思想・哲学」なんてものは現在も存在しないし、今後も生み出されないのではないか、と。
歴史上、かつての封建領主や独裁者が持っていたのがあくまで独善的にすぎない「理想的な思想・哲学」ではなかったか? その流れを汲むなら理想の思想・哲学はこうだ、と恣意的な言葉である気がします。
人の知識や歴史の流れのなかで、こうあるべきだ、という常識は学ばねばなりませんし、その中で「思想・哲学の潮流」は確かにあって、それを現時点での流れとして理解しておくことは重要だと思います。
そう書きながらも、これを機に「理想的な思想・哲学」とは何かをご教示いただければ幸いです! と返答しました。
これは抗議をしているのではなくて、単なる「知的言葉遊び」に過ぎませんし、
言葉尻をとらえて書くのは、やはり言動・言論は慎重にすべしという自戒にしたいものです。
言葉尻は、よくセールスの電話が掛かってくるので、その機会に訓練しています。
営業の電話でないことを慎重に確認しながら、言葉尻をとらえて相手の矛盾や意図を突き、相手が怒って電話を切ったら「やった、勝った!」としてやったりです。ま、なかなか勝たせてもらえませんが(笑)
よくセミナーの案内文が来て一読するのですが、
あるセミナー案内文から意に止まったことばがあったのでメモしておきます。
そのセミナーを受ける成果と目的は
「社会のため、ひとのために貢献できる自分づくりの定義を明確にして、「知行合一」を実践的生き方の規範とし、理想的な思想・哲学を身に纏い、実践を続ける説得力ある強い指導者」になることだそうです。
この通りの内容ならなかなかに崇高で素晴らしいセミナーなのですね。
言葉好きとしてはふたつの言葉に興味を持ちました。
①「知行合一」とは何だろう?
「知行合一」とは中国明代に、王陽明の陽明学の中にあって、朱子学が物事を極めてから実践する「知先行後」であることを批判して、「知って行わないのは、未だ知らないことと同じ」とする実践重視の考え、だそうです。
でこれはこの通りですけど、知っていること思っていることをすべて実践することは不可能。
わかっているのに、すべきことを行動に移してないことは、自戒すべきことなのでしょうけど。
②「理想的な思想・哲学」を身に纏うとは何だろう?
「理想的な思想・哲学」って何だろう?
人は「自分なりの思想・哲学を持つこと」が重要であって、 未だかつて「理想的な思想・哲学」なんてものは現在も存在しないし、今後も生み出されないのではないか、と。
歴史上、かつての封建領主や独裁者が持っていたのがあくまで独善的にすぎない「理想的な思想・哲学」ではなかったか? その流れを汲むなら理想の思想・哲学はこうだ、と恣意的な言葉である気がします。
人の知識や歴史の流れのなかで、こうあるべきだ、という常識は学ばねばなりませんし、その中で「思想・哲学の潮流」は確かにあって、それを現時点での流れとして理解しておくことは重要だと思います。
そう書きながらも、これを機に「理想的な思想・哲学」とは何かをご教示いただければ幸いです! と返答しました。
これは抗議をしているのではなくて、単なる「知的言葉遊び」に過ぎませんし、
言葉尻をとらえて書くのは、やはり言動・言論は慎重にすべしという自戒にしたいものです。
言葉尻は、よくセールスの電話が掛かってくるので、その機会に訓練しています。
営業の電話でないことを慎重に確認しながら、言葉尻をとらえて相手の矛盾や意図を突き、相手が怒って電話を切ったら「やった、勝った!」としてやったりです。ま、なかなか勝たせてもらえませんが(笑)