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世論は、その場その場の状況で最もターゲットになっていることをクローズアップしてYESかNOか、白か黒かがキャンペーンのように繰り返されている報道によって多くの部分が形成されています。

その時に、どちらかというとこれ、っていうものをもっていなければいけないのですが、得てしてその判断の基準となる情報が正確とは限らないのです。
つまり正確な情報を捉えているかどうかわからないなかでみんながそう思っている、ということで同じような判断を下してしまう。

これを「大勢順応主義」といいます。
大勢に従うことはとっても大事なことで処世術としても止むを得ないこととは存じますが、物事の本質を知った上で判断が出来るに越したことはありません。

次々と問題が起こる世の中ですけれども、建前の整合の中でなんとか保っている世の中のバランスが崩れたらどうなるんでしょうかねえ。

過去問題となったときの選択が今の判断基準の中で正しかったかどうかを考えると、
結局本質を捉えることが出来なかったりすることで抜本的解決が図れていなかったりする実例も多かったのではないでしょうか。

だから昨日の話ではありませんが、共産主義が正しかったわけでもなく、金融資本主義が正しかったとは限らないということ。


でも、まだまだわからないなあ。
物事の本質がどこにあるのか。

まだまだ社会と人間が分かっていないんだろうなあ。