10/23
これもヨーロッパ出張中に読んだ本の感想です。
副島隆彦氏の「ドル覇権の崩壊」
という本。
一言で言えば、
「ドル覇権は崩壊し、米国の国力は長期的に衰退し、代わって中国が台頭する。」
「2008年末にドルは大暴落、超円高となる。従ってドル建て資産を移すべし。」
「ユーロ、人民元、金、原油は上がる、従ってそれらに投資するべし。」
というもの。
その中で、いくつか参考になった部分をメモとして記しておきます。
「人類史の世界史が教える知恵から計算すると、どんな世界帝国も皇帝は4代120年で一旦は終わる。400年続く大帝国も、内実は中興の祖となる人物が出てきて、帝国の秩序を根本から新しくして、一からやり直していることがわかる」
「人類の歴史は、このように愛国心と民族主義という考え方を鼓舞するといとも容易に焚きつけられて、無謀な対外戦争への道を歩まされる。」
「大幅に水増しされて、悪貨となってしまったドルは、もはや真の価値を持たない。この粗悪な貨幣を受け容れることを世界中の人々に強制しても、これからはもう成功しないのである。正直な価値の交換には、真の価値ある物だけが必要である。」
氏の大胆予測の是非はともかくとして、氏の論の特徴は歴史に学ぶということ。
過去の歴史による教訓は未来を予測して、それに備えることは必要です。
「歴史とは、人類全体が共有する記憶のことだ」
これもヨーロッパ出張中に読んだ本の感想です。
副島隆彦氏の「ドル覇権の崩壊」
という本。
一言で言えば、
「ドル覇権は崩壊し、米国の国力は長期的に衰退し、代わって中国が台頭する。」
「2008年末にドルは大暴落、超円高となる。従ってドル建て資産を移すべし。」
「ユーロ、人民元、金、原油は上がる、従ってそれらに投資するべし。」
というもの。
その中で、いくつか参考になった部分をメモとして記しておきます。
「人類史の世界史が教える知恵から計算すると、どんな世界帝国も皇帝は4代120年で一旦は終わる。400年続く大帝国も、内実は中興の祖となる人物が出てきて、帝国の秩序を根本から新しくして、一からやり直していることがわかる」
「人類の歴史は、このように愛国心と民族主義という考え方を鼓舞するといとも容易に焚きつけられて、無謀な対外戦争への道を歩まされる。」
「大幅に水増しされて、悪貨となってしまったドルは、もはや真の価値を持たない。この粗悪な貨幣を受け容れることを世界中の人々に強制しても、これからはもう成功しないのである。正直な価値の交換には、真の価値ある物だけが必要である。」
氏の大胆予測の是非はともかくとして、氏の論の特徴は歴史に学ぶということ。
過去の歴史による教訓は未来を予測して、それに備えることは必要です。
「歴史とは、人類全体が共有する記憶のことだ」