世の中逆も真なり。

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世の中、権利と義務、メリットデメリット、アメとムチいろいろ相反する言葉がありますが、どちらか一方になるケースは非常に少ないように思います。

人間社会ですから交渉事は双方が納得できるものでないといけないということ。

人間社会がうまくいく方法っていうのは唯一「ルールを作ってそれを守ることにほかならない」という福沢諭吉先生の言葉をうちの会長がよく引用致します。

ルールとは束縛し、されるものではなく、問題を少なくする唯一の方法なのです。もし問題がそのルールにあるならばそれを対象者の合意のもと、変えればよろしい。

それがアメとムチの話にもありますが、難しいのはムチの部分です。
ある種の強制力を発揮しないと対処できないことも多いのです。
でもこれは効果も大きいかわりに害も大きいから使う場面と時期は選ばないといけません。

それを効果的に使い、人間関係を損なわずにする方法を取得できれば一流です。
肩書きをもって仕事をしていればルールや権力は、自分を守ってくれるバリアの役割を果たすこともありますが、それは諸刃の剣になるでしょうね。

毒も薬も使いようです。薬だって体にとっては毒ですからね。
世の中逆も真なり、ということでしょうか。

そういった事例も今後も書き留めておこうと思います。