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フィレンツェから100km離れたピサへ。

ここへ行く目的はもちろん斜塔に登ること。時間登るのは当日は難しかろうとネット予約で二週間前にバウチャーを取得していたおかげでこの限定スポットに登ることが出来ました。感謝感謝。しかし17Euroは高い!ひしひしとヨーロッパが高いものにつくと感じます。斜塔は傾いているが故に平行感覚が崩れてきますが大股に歩くとバランスが取れます。安定感は抜群で計算された石づくりの異色の塔は一生一度の機会として思い出となったわけであります。



何とかは高いものに登りたがる、といいますが観光地は街並みの全容を観たいというのも人情。フィレンツェに帰ってまたもやピザを完食した後は当地のシンボルドゥオーモサンタマリアフィオーレ大聖堂の巨大クーポラと言われる高さ106メートルのてっぺんまで徒歩で登ります。半時間並んで、延々と続く狭い回廊階段を登りながら。てっぺんでのフィレンツェの景色は美しくまさしくルネサンス発祥の街並みを一望出来るわけでありまして、高いところに登る価値を体感出来ます。ここで有名になってしまったのは落書き。日本人の落書きは全体の割合としては少ないながらいただけません。彼氏が出来ますように、とか、♂♀(個人名)とか。マナー違反とはいいながら、日本では特定の事例がクローズアップされて袋叩きに合うのはこれもイタリア人からみたら異常識だし、日本人のよろしくないところかと。



しかし、毎日汗だくで歩き続け、ホテルでシャワーもままならず眠る日々。「バカンスに行きたいなあ」と私が呟くと「何いよん、バカンスに来とうでえ」と妻。確かに阿波踊りを避けて一生あるかないかのバカンスに来ているのを忘れておりました。それだけ欧州はたまに来るに価値があり、精神を活性化させる感覚に満ちて、好奇心を刺激させるに十分な場所です。