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哲学者デカルトの合理主義は生き方を考える上で参考になります。

望ましい人や社会を実現するためには、ゆっくりでも正しい理性と正しいプランを立てて進まなければならないとしています。

でも、これは問題があって、その過程を考えないといけないことを次のように表現しています。

「理想の家を建てようと思う人は、その家が完成するまで住まなければならない家を必要とする」

そのために、三つの格律がある、と。

1.過去から現在までの法律や習慣に従う。
2.一旦決めた意見は疑わしい場合でも一貫させる。
3.運命や制度を変えるよりも、自分の欲望を変えるように努める。

これは保守主義かもしれませんが、
結局のところ理想を求めるためには、現実には逆のことをしなければならないかもしれない二重性、言い換えれば矛盾を承知で生きていかなければならないということです。

それでも理想を忘れてはならないことです。

昨日、ある経営者にお会いしたときに出た言葉が印象的でした。
「人間は知恵学・実学が必要だ」現実社会を生きる知恵が必要。