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私の
今年のテーマは三つあります。

①この不況下にいかに自分の勤務先の会社と家族を守るか。
②次に来るであろう新しい資本主義を見極めること。
③男性と女性の違いを理解してどう今後の人生に活かせるか。

であります。

今回は先日朝日新聞に掲載された辻井喬氏の話です。

辻井氏は大衆消費社会から個人消費の時代に移ることを30年前に論じ、
さらに21世紀になって、「選別消費」といわれるひとりひとりの趣味志向、生活パターンに合わせたモノに限定されて売れるようになる、と。

デパートの元経営者がデパートが時代遅れになっていると言っているのです。
専門的で安価なものが売れるならデパートは確かに仰るとおりになります。

しかもその傾向は21世紀になって強くなり、この不況で顕著に現れたと。

それが世界的な傾向として出てきたときに(南北問題もあるとしても)日本の役割はどうなんだろうと考えます。

市場主義経済も。その前提となるのは氏曰く、
①競争している当事者同士が互いに相手を配慮する
②利潤目的で運営できないインフラをきちんと整備すること(例:教育・警察・上下水道など)
③リーダーが自分の経済活動に対する社会への影響に関心を持つこと

この三つだそうです。

これは明らかに、弱肉強食型あるいわゆる金融ベバレッジによる資本主義ではありません。方向性はその通りで、社会にとって必要なモノやサービスをしかも社会や環境や人々のバランスや幸福度を図ることが求められるのが企業家のあり方になる傾向がもっと強まっていくことでしょう。