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今夜、異業種経営者らと懇談していたら「利益」についての話になりました。

松下幸之助は「天下の資材を使い、天下の人材を使って事業を営み、赤字を出すなどというのは、罪悪を犯しているようなものだ。」
という言葉を残しています。赤字罪悪論です。

企業の目的は、顧客の支持の上に立った会社の存続と社員の幸せにあります。
だから顧客から支持を受ける前提の上で適正な利益をあげ、社員と社会に還元することはとても大事なことだと思います。

だから赤字を出し続けることは、会社の目的に合致しないことになります。

利益の追求は企業のホンネというか、ある種のダーティーさをイメージしてしまいますが、顧客満足を求めつつ、堂々と利益を取ることが出来れば一流です。


あと、知人の経営者の社会貢献についての話をしました。
そこで出た言葉。
「中小企業は経営者も社員も、資金力があり優秀な人材が集まっている大企業へのコンプレックスがある。だからこそ、それを跳ね返すだけの自信を持たせる機会、自分の存在価値や周囲から認められているという機会が必要なんだ。それは仕事においても大事だし、当社は社会貢献を通じて社員自身が感動することが出来て仕事にすごくプラスになっているよ。」と。

社会貢献も企業にとっては顧客と利益の関係のように相反するもののように見えて、両方のためになる工夫をすれば相乗効果があるということなのですね。