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デスクワークが片付きました。
少し余裕が出てきた感じ。

姜 尚中
「ご存知の通り、最近、「国を愛する」とか「愛国心」という言葉が非常に大きな話題になっています。

愛国心というと私は一番よく思い出すのは、イラク戦争が始まる前にスコット・リッターというアメリカの海軍上がりの国連査察団の1人であった人物とお会いした、その時の印象が非常に大きかったんですね。

彼は言いました。「私はアメリカを愛する。アメリカ合衆国憲法を愛する。愛するが故にこの戦争に反対である」と。 非常に強い感銘を受けました。彼に聞きました。「愛国心は強制することができるか?」。彼は「ナンセンス」と言いました。愛国心は自由であって初めて、その個人の中から、内側から出てくるものであると。

国を愛するが故に国と深く関わり、そして国が誤っているならばその誤りを正す。それこそがまさしく愛国心ではないか。愛国心というものは、良くても悪くても国である。そうではなくて、国の歩みというものを絶えず自分の信念に基づいて検証し、そして深くコミットし、場合によっては国の誤りというものを正す。これが愛国心ではないか。そのように私も思いました。 」