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今日は、憲法記念日。いまだ考えは浅いのだけれど、今日でないといけないと思い、少し考えます。
憲法は長い間、護憲・改憲と議論が続いてきました。
それでも今年は経済問題からその議論は極めて低調です。
とはいえ、長年
その的となったのは戦争放棄と第9条の問題です。
これは、日本が世界平和を実現するために、理想主義に根ざした非武装中立を率先して貫くのか、軍事力による世界平和への貢献と自国の安全保障を求めるべきなのか、という考え方の違いのことなんだろうと思います。
私は理想主義者ですからどちらかというと、理想に一直線に向かってハード的には軍縮と軍事的装備の放棄を世界に率先して実行することが世界平和実現に繋がると考えています。米国が世界最強の軍隊を持っているが故に、結果として軍事的対処が困難なテロの標的になった歴史もあります。
もちろん、人類の歴史は戦いの歴史。世界平和というものが実現したことは今までかつてないわけですから、理想を持つことは大事であっても、その方法論はやはり多様でしたたかでないといけないことは重々承知で。
「軍事力」(自衛隊は専守防衛の組織であって憲法上軍隊ではありませんが)が国民の生命と財産を守っている現実と、
「軍事力」の存在そのものが国民の生命と財産を奪う可能性。
もちろん、世界が軍事的バランスを保っているとされていることも事実でしょう。
武器なき平和か武器による平和か。
この議論はまだまだ続くことでしょう。これも世界平和という到達点は決まっているのですが、その方法論が多くあり過ぎるのです。
軍隊は本質的に国家機構を守るものであって、必ずしも国民を守るものではないというのは歴史的経緯の中で大きく変わってません。その点が敗戦の歴史を持つ日本人の意識に大きくあって、権力者と市民の意識の隔たりにも繋がっているのでしょう。
経済や環境の深刻さが世界的な協調と共生を前提とせずして解決は困難な状況になっていることから、いい意味で意識が変わってくることに期待したいですね。
もう一つ、
当時は少数派とみなされ、新自由主義・規制緩和批判を長年訴えてきた
内橋克人氏は憲法に定める生存権の問題で日本の社会を次のように表現しています。
「この国は、企業に全身全霊で奉仕する代わりに福祉を与えてもらう社会で、生存権を保障する役割を政府が果たしていない」
「浪費なき成長」などの著作の読者の一人として、氏の論は現在の資本主義に変わる新しい経済論の一つのヒントを与えてくれるかもしれません。
憲法問題は、国家観への見解も含め他の政策と違って隔たりが大きいように思えます。まずは、憲法の理念や内容を知っておくのがいいのでしょうね。
護憲・改憲という言葉にとらわれず、問題があれば変えればよいし、権力者の都合のいい内容に変えるのはよくないですし、権利ばかりも憲法がうたう「公共の福祉」の範囲内でなければいけないわけですし。
とか、考えながらゆっくり時間は過ぎてゆくのでした。

金ちゃんラーメン。インスタントラーメンが食べたい、って思ったのは贅沢なことなのでしょうか。久しぶりでうまかった。

友人宅にて夕食。

つくるの手伝った、「アップルパイ」。
今日は、憲法記念日。いまだ考えは浅いのだけれど、今日でないといけないと思い、少し考えます。
憲法は長い間、護憲・改憲と議論が続いてきました。
それでも今年は経済問題からその議論は極めて低調です。
とはいえ、長年
その的となったのは戦争放棄と第9条の問題です。
これは、日本が世界平和を実現するために、理想主義に根ざした非武装中立を率先して貫くのか、軍事力による世界平和への貢献と自国の安全保障を求めるべきなのか、という考え方の違いのことなんだろうと思います。
私は理想主義者ですからどちらかというと、理想に一直線に向かってハード的には軍縮と軍事的装備の放棄を世界に率先して実行することが世界平和実現に繋がると考えています。米国が世界最強の軍隊を持っているが故に、結果として軍事的対処が困難なテロの標的になった歴史もあります。
もちろん、人類の歴史は戦いの歴史。世界平和というものが実現したことは今までかつてないわけですから、理想を持つことは大事であっても、その方法論はやはり多様でしたたかでないといけないことは重々承知で。
「軍事力」(自衛隊は専守防衛の組織であって憲法上軍隊ではありませんが)が国民の生命と財産を守っている現実と、
「軍事力」の存在そのものが国民の生命と財産を奪う可能性。
もちろん、世界が軍事的バランスを保っているとされていることも事実でしょう。
武器なき平和か武器による平和か。
この議論はまだまだ続くことでしょう。これも世界平和という到達点は決まっているのですが、その方法論が多くあり過ぎるのです。
軍隊は本質的に国家機構を守るものであって、必ずしも国民を守るものではないというのは歴史的経緯の中で大きく変わってません。その点が敗戦の歴史を持つ日本人の意識に大きくあって、権力者と市民の意識の隔たりにも繋がっているのでしょう。
経済や環境の深刻さが世界的な協調と共生を前提とせずして解決は困難な状況になっていることから、いい意味で意識が変わってくることに期待したいですね。
もう一つ、
当時は少数派とみなされ、新自由主義・規制緩和批判を長年訴えてきた
内橋克人氏は憲法に定める生存権の問題で日本の社会を次のように表現しています。
「この国は、企業に全身全霊で奉仕する代わりに福祉を与えてもらう社会で、生存権を保障する役割を政府が果たしていない」
「浪費なき成長」などの著作の読者の一人として、氏の論は現在の資本主義に変わる新しい経済論の一つのヒントを与えてくれるかもしれません。
憲法問題は、国家観への見解も含め他の政策と違って隔たりが大きいように思えます。まずは、憲法の理念や内容を知っておくのがいいのでしょうね。
護憲・改憲という言葉にとらわれず、問題があれば変えればよいし、権力者の都合のいい内容に変えるのはよくないですし、権利ばかりも憲法がうたう「公共の福祉」の範囲内でなければいけないわけですし。
とか、考えながらゆっくり時間は過ぎてゆくのでした。

金ちゃんラーメン。インスタントラーメンが食べたい、って思ったのは贅沢なことなのでしょうか。久しぶりでうまかった。

友人宅にて夕食。

つくるの手伝った、「アップルパイ」。