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今日から七月。

知人から貸していただいた山本集氏関連の著作を読みました。

勝ち薬」と「男前

氏は番長・寿司店経営・野球部監督・庭石販売・ヤクザを経て画家となった異色の人物。男の生き方や世の中の仕組みを教えてくれました。

「男というものは他人のために体が張れるのが男ですわ。家族のためにするのはだれでもするもんや。血の通わん人間のためには、なかなかでけまへん」
「男は生まれてきたからにはこの社会で一流にならなあかん。一流にしたらないかん」
「やくざ、やくざというけれどやくざは世の中が考えるほど馬鹿とちゃいまっせ。法に逆ろうて生きとんやから、勉強も努力しまっせ。わしは人間みんな芝居の役者やと思うとるんですよ。やくざになった以上は悪に徹しきらなあかん。・・・悪に徹しきるために、本も読んで、自分の役者としての役どころを必死になって勉強したんですよ」
「上に立つ人間というのは、いつも最悪の結果を考えとかな、あかん。・・・ほんで最悪のことを考えて最高の努力をする。」