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「男女交際&結婚=幸せ、独身=不幸という見方は、人それぞれの生き方を狭くしてしまい、かえって不幸にするのでは?」

というご意見が入りました。

昨年のブログからのものなので、忘れておりましたが、
「独身王子よ、婚活へ急げ」という記事が掲載されたものに関するご意見です。
これにお答えして自分自身の考え方を整理整頓させていただくことも大事だと思いました。


この記事は、結婚しない男性は9歳近く早死にすることになる、というデータがあるという内容のものでした。

自身のプロフには

「人びとと地球の幸せが実現するため戦争と国境なき世界の実現と多様な価値観の共存を願うリベラル・理想主義者」

「(価値観や考え方などを)他人に押し付けず、他に見習うべきところがあれば、素直に反省し自分の新しい考え方として取り入れます」

とあります。

また、以前「恋愛観」を整備したものを掲載すると

1.自己責任を取り、他人に迷惑をかけない限り人間は自由であるべきである。
2.人は、相対比較しかできず、その最大公約がパートナーと思っているに過ぎない。だから常に思いやりと緊張感と向上心を持て。
3.恋は一生。いろんなひとを好きになるのはむしろ自然で推奨すべき。

「好きな人が幸せになってこそ」「愛と執着は違う!」自分勝手な思いは相手にとって何の関係もない。相手の求めるものを提供してこそ愛。


としています。

「幸・不幸は自分の心が決める」

ものであって、ご指摘にあるように恋愛しなければいけない、ということはありません。また、人生は長ければいいものでもないし、健康であるべきというものでもありません。


また、上記の考え方の持ち主として

「多様な価値観が共存し、自由に生きる人々で構成される社会」

であるべき、と常々思っておりますので一般的なデータに基づき結婚が幸福だと一方的に決めつけるわけではありません。

自分自身は人間関係は、人道に反することでない限り、当事者同士が同意する考え方の中でお付き合いすればいいのではないかと思っております。

すなわち、同性愛も認めますし、当事者同士で迷惑が掛からないのであれば自由恋愛でいいと思います。イスラム圏のような一夫多妻制も価値観としては認めます。
フランスのPACSのような結婚より軽く家族としての税制優遇を受けられる制度にも注目しています。

結婚制度とは男女の経済的・本能的・性的・精神的な妥協点であり、国家からすれば重要な人口政策であり、財政政策です。でも国家が推奨するからという世の中ではありませんし、個人レベルでも結婚することはやはり幸せだ、と思っている人の割合は高いと思われます。

でも「そう思い込んでいる人が多いからそうすべきだ」というものではありません。
結婚のあり方、家族のあり方、その是非も含めて生き方についていろんな事例があって「こういう生き方もあるんだ」ってことを学んでいいものは取り入れた方が人生に深みを与えると思います。

結婚や家族だけでなく、仕事も生活も生き方も
あらゆる「あり方」について考えるいい機会です。

ひとそれぞれの生き方をお聞きして、幸せの追求の一助とすることで
結果として「広い生き方」にしたいものです。