次の日は嵐山に行った。
ここにはかつて家族と来たことがあったが、ゆっくり見れてなかなか楽しかった。
竹林が見事。ここからどれぐらいのタケノコが取れるのか想像し、少し楽しくなった。
そして主催者去る。
途中で別れてしまうのは残念だが、彼は忙しいのだ。ありがとうH.E。
みんなで京都駅に戻った。京都駅は駅とは思えないような黒いフォルムが印象的でとてもきれいだ。しかし、その一方道がわかりにくくて、人を寄せ付けないようなイメージがある。駅のマックは人でいっぱいだが、京都駅の中はきれいで人が食事できるようなスペースはない。
でも、端の方で床に座って食べた。
いいんだ大学生だから笑
ここで、青春18切符で帰るY.Kと別れる。今度は東京で会おう。
そのあと、大阪へ。
梅田から高速バスに乗るK.Yといっしょに。
途中でスパイダーマンの描かれた電車を見た。
USJには行ったことはないが、行きたいとは思わない。遊園地には興味ないタイプの人間なのだろう。
道頓堀に行った。すごかった。
何がすごいかと言うと看板がすごい。すごいというかでかい。派手。テーマパークかと思った。あの有名なグリコのあれとか、ほかにも、食い倒れとか、蟹とか、その他もろもろ。
極めつけはド○キホーテの観覧車。あれには笑えた。なんの目的であんなもの店につけようと思うのやら。でもそれが道頓堀なのかもしれない。
でもここも一種のテーマパークみたいなものかと思うと、なんとなく納得した。
梅田の駅でK.Yと別れた。
一人暮らしがんばれ。
やはり楽しく過ごすと時間がたつのは速い。
一人、ひとり帰っていき
そして誰もいなくなった。
嘘
暇な二人の男が残った。
正確に言うと現時点では暇な二人の男だ。
午後も遅くなり日は傾きかけ。姫路行きの新快速に乗り鳥取を目指す二人組の男ははたから見ると大変異様な風景に違いない。
身長を超えるバックパックを背負う男と普通のリュックにきらきらひかる銀色のマットをくくりつけたひげ面の男。
どこからどう見ても、観光にきたのかな、のひとことではすませられない姿は、大変異様だったに違いない。二人ともまったく気にしてなどいなかったが。
新快速に乗りながら見る夕焼けの明石大橋はとても人工物とは思えない緩やかな曲線を描いて海の向こうへと続いていた。
それは四国へ続く夢の橋。
いつか四国へ行ってみたい。
つづく
テーマパークも悪くない。