【ジョフク/日本に渡来したと伝わる秦の方士】
徐福は斉国の琅邪郡(現在の山東省臨沂市周辺)の出身の方士で秦の始皇帝に仕えたとされますが、その後日本に渡来したという伝説があり、日本各地にも徐福伝説があります。
徐福の生涯については、詳しいことは不明ですが、斉の国の仙人の下で方術(※仙術や占い術など)の修行を行っていた方士とされます。
この時、中華を統一し秦の始皇帝は神仙思想に興味を抱き、どうすれば不老不死になれるのかを真剣に追い求め仙人やら方術士を全国から集めます。
その中で異彩を放ったのが徐福で『史記』巻百十八「淮南衡山列伝」によると、秦の始皇帝に「東方の三神山に長生不老の霊薬がある」と具申し、始皇帝の命を受け、3,000人の童男童女(若い男女)と百工(多くの技術者)を従え、財宝と財産、五穀の種を持って東方に船出したものの三神山には到ら「平原広沢(広い平野と湿地)」を得て王となり、ついに秦には戻らなかったとされます。
徐福に関する伝説は、中国から日本や朝鮮半島に伝わって散在し、内容は地域によって様々ですが、当の古代中国人も徐福がどこに行ったのか分からなかったため、東の果ての日本に逃げたと推測されるようになりました。
このため徐福が日本に渡り秦氏の祖となった話や、はたまた天皇の先祖として大和政権を建てたという伝承までが語られるようになりました。
徐福が日本に辿り着いた伝承地として熊野(現在の三重県熊野市波田須町)周辺を筆頭に各地に残っています。
波田須駅付近には徐福ノ宮があり、彼が持参したと伝わるすり鉢をご神体としています。
また、同地からは秦代の貨幣である秦半両が出土しており、信憑性も高いといえます。
波田須の徐福伝説は次の通りで、徐福一行は数十艘で出航したが、途中で嵐に遭い、徐福を乗せた船だけが波田須に流れ着きました。当時の波田須には3軒しか家がなかったが、この3軒は徐福らの世話を行い、徐福は中国への帰国を諦め、「秦」に由来する「ハタ」と読む姓(波田、羽田、畑など)を名乗り、窯を作り焼き物の作り方を村人に教えたとされます。
さらに土木事業、農耕、捕鯨、医薬品、製鉄など、この地域になかった文明を次々と伝授しました。このため住民は、徐福を神として崇め祀ったといいます。さらに近隣の和歌山県新宮市には、徐福の墓とされるものが伝わっており、徐福公園が造られています。
福岡県八女市山内(童男山古墳)には徐福が渡航後に立ち寄り、体が温まるよう村人が枯れ木や落ち葉を燃やして助けたとの言い伝えが残り、徐福を弔う伝統行事「童男山ふすべ」が残っています。
佐賀県佐賀市の伝承では、同市の金立山に徐福が発見したと伝わる「フロフキ」という植物が自生し、フロフキは、カンアオイ(寒葵)の方言名で、地元では俗に「不老不死」が訛ってフロフキになった等ともいい、金立地区ではその昔、根や葉を咳止めとして利用していたとされます。
京都府伊根町にも徐福伝説があり、町内にある新井崎神社付近は菖蒲や黒節のよもぎなどの薬草が自生し、徐福はこの地で不老不死の妙薬を探し当てたとされます。
高い文化や技術を習得していた徐福は村人に慕われたので、当地に上陸後、故郷に帰ることなく村に滞在したといわれ、近隣で麻疹が流行して多くの村人が亡くなった際に、徐福を新井崎神社に祀ったところ救われたと伝えられます。
現在も同社には徐福が祀られており、所蔵する古文書『新大明神口碑記』にも徐福の事が記載されています。
長野県佐久市の伝承では、徐福は蓼科山に住んでいた時に双子を儲け、彼らが遊んだ場所を「双子池」や「双子山」と名付けたとされます。
他にも鹿児島県出水市・いちき串木野市、宮崎県延岡市、広島県廿日市市、愛知県一宮市・豊川市、東京都八丈町、秋田県男鹿市、青森県中泊町など日本各地に伝承が残っています。
【別名】
徐市(じょふつ)
【祀る神社】
新井崎神社 (京都府伊根町)
徐福ノ宮 (三重県熊野市波田須町)
浮盃 金立神社 (佐賀県佐賀市)
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