【タケイワタツ/大和から阿蘇に下向した開拓の神】 | 八百万の神の浮世絵師 持田大輔

八百万の神の浮世絵師 持田大輔

日本最古の歴史書『古事記』を題材に絵を描き活動しています。
八百万の神々が織りなす天地創造、天岩戸伝説など神様の喜怒哀楽が記された神話を少しでも多くの方に知って頂きたいと思います。

【タケイワタツ/大和から阿蘇に下向した開拓の神】


@art.mochida.daisuke

 


タケイワタツは初代天皇となった神武天皇の息子カムヤイミミの子とも孫ともいわれ、系譜上は謎が多いですが、阿蘇山に鎮座する阿蘇神社(熊本県阿蘇市)のご祭神で、『日本書紀』にある12代景行天皇の前に現れたアソツヒコと名乗った阿蘇の神がタケイワタツとされます。

 

阿蘇山といえば『火の国』とよばれる熊本県のシンボル的な山。日本では北海道の屈斜路カルデラに次いで第2位の規模を誇る巨大なもので、そのカルデラに多くの人々が住んでいるのは世界中を見ても他にありません。

 


阿蘇山は約9万年前に最後の大規模な噴火(破局噴火)を起こし、当時の火砕流は九州の全域に達し、火山灰に至っては日本全域に及ぶ壊滅的大被害を及ぼした事が分かっています。

 


その後も小規模な噴火を含めて幾度となく甚大な災害を起こしてきた阿蘇山は、現在でも活発に火山活動し、古代から信仰の対象として崇められてきました。

 

これに山岳仏教が結びつき、草千里周辺の古坊中とよばれる一体は一大霊場となり、「三十七坊五十一庵」が立ち並んだほど。『随書』などに「倭国には阿蘇山がある」と記載があり、日本有数の火山として海外でも知られ、この阿蘇の火山を制して田畑を作り、豊かな国造りをしたのがタケイワタツ。

 

阿蘇神社は7代孝霊天皇の時代に、初代阿蘇国造であるハヤミカタマ(タケイワタツの子)によって創建されたと伝わり、そのハヤミカタマの子孫である阿蘇氏が、現在も阿蘇神社の宮司を務めているそうです。

 


『六国史』では、タケイワタツおよびアソツヒメに対する神階奉叙の記事が見え、タケイワタツは天安3年(859年)に正二位勲五等、阿蘇比咩神(アソツヒメ)は貞観17年(875年)に従三位までそれぞれ昇叙されました。

 

タケイワタツの正二位は、諏訪大社、出雲大社、宗像大社、熱田神宮、熊野大社といった神社の御祭神と同格となり、阿蘇神社は『延喜式神名帳』によると、肥後国阿蘇郡に「健磐龍命神社名神大」および「阿蘇比咩神社」との記載があり、タケイワタツを祀る神社は名神大社に、アソツヒメを祀る神社は式内小社に列しています。

 


伝承によると、タケイワタツはカルデラに溜まっていた湖水を利用し耕作地を作ろうと考え、その外輪山を蹴破ろうとしましたが、最初に蹴飛ばした場所は山が二重になっていて蹴破る事が出来ませんでした。

 

その場所が、現在の阿蘇町の「二重峠」で、タケイワタツが蹴破った時に尻餅をついて「立てぬ」と言ったことから阿蘇郡南阿蘇村の「立野」の地名の由来となりました。

 

再びタケイワタツが別の場所の外輪山を蹴破ると、今度は上手くいき湖水が外に流れ、耕作地の開拓が出来ました。

 

しかし、勢いよく湖水が流れた時に鹿が数頭流されたので、以後その場所に流れる滝を「数鹿流ヶ滝(すがるがたき)」と呼ぶようになりました。

 


湖水が引くと、底から巨大なナマズが現れ、残りの湖水をせき止めたので、タケイワタツは刀で大ナマズを切り、(鼻を紐で結び引っ張り出したとも)ようやく全ての湖水は流れ、大ナマズが流れ着いた場所が現在の嘉島町の鯰という地名に残っています。

 

現在も阿蘇は水が豊富であり、阿蘇神社周辺でも湧き水が流れ、白川水源は毎分60トンと言われている名水地。人口74万人の熊本市では、この湧き水(地下水)を水道水の水源として使っています。

 

この様にタケイワタツは火山を制し、治水し、田畑を開拓した神様で出雲にオオクニヌシがいる様に、阿蘇ではタケイワタツが国造りを行い、多くの民に恵みを与えました。

 


記憶に新しい2016年4月の「熊本地震」では阿蘇はもちろん、熊本県、大分県で大きな被害を及ぼし、重要文化財で日本三大楼門のひとつであった阿蘇神社の楼門と拝殿も倒壊してしまいました。

 

ただ、その無残な姿は、阿蘇山の噴火を鎮める為、地震の被害を最小限に食い止めるためにタケイワタツがその身を挺しているように見えました。

 



【タケイワタツ荒魂】再生
手放す事で新たな物を得る
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再生の時です。当たり前のようにあったものを突然失うかもしれま
せん。仕事や恋愛など、環境が変わる時です。必然と受け止め、前へ進みましょう。
失ったものに執着せず必要な出来事だと受け止める事が大切です。その気づきが成長へと繋がります。


【神格】
阿蘇の神
開拓の神

【御利益】
開運、事業発展、商売繁昌、五穀豊穣、子授け

【別称】
阿蘇都彦(あそつひこ)
阿蘇津彦命(あそつひこのみこと)
阿蘇神(あそのかみ)

【系譜】
神武天皇の孫

【祀られている神社】
阿蘇神社(熊本県阿蘇郡)
阿蘇山上神社(熊本県阿蘇市黒川)
三谷神社(島根県出雲市大津町)
草部吉見神社 (熊本県阿蘇郡高森町)
健軍神社 (熊本県熊本市東区)
甲佐神社(熊本県上益城郡甲佐町)
青井阿蘇神社(熊本県人吉市上青井町)
その他の全国の阿蘇神社

 

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