【綿都美神社(わたつみじんじゃ)】(福岡県北九州市小倉南区)
福岡県北九州市には海神をお祀りする複数の綿津美(わたつみ)神社がありますが、ここは小倉南区の曽根新田にある綿都美神社で、「曽根の神幸行事(開作神事)(そねのじんこうぎょうじ・かいさくじんじ)」が開催されています。
曽根の神幸行事(開作神事)は、文政2年(1819年)暴風雨により未曽有の被害を受けた曽根新田の鎮守として綿都美神社を造営し、五穀豊穣・風鎮汐留祈願の大祭を行ったことが始まりとされ、200年以上の歴史を持つ伝統ある祭事です。
小倉南区曽根、朽網地区の人々によって行われるこの神事は、天保12年(1841年)綿都美神社(龍王社)の龍神祭に「挑燈山」五台を出して盛大に祭りを行ったことも記録に残っています。
毎年4月15日(鉦おろし)から5月3日(神幸祭)まで神幸行事が行われ、フィナーレを飾る神幸祭では、曽根・朽網地域から7台の人形飾山車が綿都美神社に集まります。
一台の山車が「提灯山(ちょうちんやま)」「幟山(のぼりやま)」「人形飾山(にんぎょうかざりやま)」へと三様に変化する形式をもつ祭礼は、市内ではこの曽根の神幸行事のみです。
祭りは当初4月に流鏑馬や神楽と共に行われていましたが、明治時代には5月に改められ、現在では前述の通り5月3日に行われています。
この綿都美神社の創建は、新田守護として勧請を受けたことが始まりとされています。
小倉藩は18世紀の半ばから、およそ1世紀にわたって藩の財政改革の為数々の新田、新地開発を行いました。
なかでも曽根新田の開発は最大規模の物で、寛政4年(1792年)に家老の犬甘兵庫が発案しました。
兵庫は寛政6年(1794年)に元大里村(現在の門司区大里地区)庄屋の石原宗祐(いしはらそうゆう)に工事を命じます。
宗祐は85歳の高齢であったにもかかわらず、先に手掛けた猿喰新田(さるばみしんでん)の経験を存分に活かし、私財も投じて約85ヘクタールの広大な新田を享和3年(1803年)に完成させました。
新田完成後は、曽根三村を始め東西朽網村等から農民を移し田畑を割り当て、曽根新田村と称しました。
しかし、文化14年(1817年)、7月の大風雨洪水の災害で堤防が7ヶ所決壊してしまいます。
同年10月より修復工事が始まり、翌年の文政元年(1818年)11月に竣工しました。
ただ、これらの天災は海を埋め立て陸を作った事で海神の激怒に触れた罰だとされ、このままだと再び災いを招く恐れがあるという事で、新田鎮守の為神社を勧請しようとの話が出る様になります。
この話は藩主の快諾を得た為、上曽根村に鎮座する宗像神社大宮司に御沙汰が出ると、文政元年(1818年)11月に建築が始まり、翌年2月竣工、同3月29日遷宮されました。
境内には、新田開墾の功労者である小倉藩家老 犬甘兵庫(いぬかいひょうご)の顕彰碑があり、犬甘兵庫と曽根新田開発の偉業を後世に伝える為、大正5年(1916年)に地元周辺地域の有志によって建てられました。
◆ご祭神
高淤加美命(たかおかみのみこと)
綿都美命(わたつみのみこと)
闇淤加美命(くらおかみのみこと)
photo by @mayu4.6.jips
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