【銀山上神社(ぎんざんじょうじんじゃ)】(長崎県対馬市)
@art.mochida.daisuke
銀山上神社は長崎県対馬市に鎮座する神社で、矢立山(649m/対馬最高峰)の西麓の日本最初の銀山跡地にあり、山深い境内は鬱蒼とした木々に覆われ、苔生した細い参道は、人を簡単には寄せ付けない雰囲気を出しています。
『延喜式』にも記載のある古社であるものの、その創祀年代は不明で、42代文武天皇(もんむてんのう)2年(698年)十二月に、対馬で金が発見されたという情報が朝廷にもたらされ、採掘精錬が命じられました。
銀山上神社の社名から考えると、この文武天皇の時代に創建の起源があると考えていいと思います。
『続日本紀』巻一の文武天皇2年十二月辛卯(五日)には、「対馬嶋に金鉱を冶(と)かしむ」と記されています。
しかし、その後の採掘の成果が上がらず、大納言の大伴御行(おおとものみゆき)は、精錬の技術をもつ三田五瀬(みたのいつせ)を対馬嶋に派遣しました。
彼は雑戸(ざつこ)という賤民の低い身分でしたが、新羅からの渡来人で、精錬や採掘技術に優れていたと考えられ、対馬嶋は新羅からも近い為に土地勘もあったと思われます。
三田五瀬の派遣から三年後、文武天皇5年(701年)に対馬から金が献上されたそうです。
大いに喜んだ文武天皇は、直ちに大宝元年(701年)3月21日、新たに「大宝」という年号を建てました。
一時的に断絶したりしていた年号制ですが、この大宝以後は、現在まで途切れることなく年号が続いていますから、大変に意義のある年号で、その起源となるのが対馬の銀山であり、その守り神の銀山上神社といえます。
『日本書紀』によれば、遡る事24年程前の40代天武天皇(てんむてんのう)2年(674年)に対馬で産出した銀が献上されていますし、平安時代の『延喜式』にも対馬の調(みつぎ)として銀が指定され、この地区の古名が大調(おおつき)と呼ばれていましたので、対馬銀山が開発され朝廷に献上されていたのは事実です。
また鉱物学的には、銀山で金が伴出することもあります。
実際、『延喜式』には対馬から銀を後納すべき事が記されていますし、江戸時代末までは採掘された銀や金は対馬繁栄の資金源にもなりました。
この銀山上神社のご祭神は「諸黒神(モロクロカミ)」と「81代安徳天皇(あんとくてんのう)」で、諸黒神については、この地特有の神様であり銀山採掘、精錬に関係した神様か土地を守る鎮守神だと思われます。
また大伴御行が派遣した技術者、三田五瀬が関係する神様だとすると、朝鮮半島か大陸の影響を受けた神様なのかもしれません。
幼くして壇ノ浦で崩御した安徳天皇に関して、一般的な歴史とは違った以下の伝承があります。
安徳天皇は壇ノ浦にて源氏の包囲を脱出し、英彦山(福岡県)に潜伏して成人すると、その後、島津氏の女との間に、重尚、助国の二子を設け、安徳天皇の子供二人は対馬に渡って宋氏となり、対馬の領主となりました。
安徳天皇は対馬に迎えられ、久根田舎に皇居を定め、七十四歳でこの地で崩御したと対馬では伝わります。
◆ご祭神
諸黒神(モロクロカミ)
安徳天皇
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