【サホヒメ/悲劇的な最後を遂げた垂仁天皇后】
サホヒメ(沙本毘売命)は第11代垂仁天皇(すいにんてんのう)の最初の皇后(垂仁天皇2年2月9日立后)で、ホムチワケ(本牟智和気命)の生母にあたり、父はヒコイマス王(彦坐王/第9代開化天皇の皇子)とされます。
垂仁天皇の皇后となったサホヒメに兄サホビコがやって来て言いました。
「お前は夫(天皇)と兄である私どちらが愛おしいか」と尋ねられて「兄のほうが愛おしい」と答えたところ、八塩折の紐刀を渡され「天皇を暗殺せよ」と言われます。
美しい妻を心から愛している天皇は何の疑問も抱かずサホヒメの膝枕で眠りにつき、姫は三度短刀を振りかざしますが、夫の不憫さに耐えられず夫の顔に涙をこぼしてしまいます。
驚き目が覚めた天皇から、「夢の中で佐保(サホビコの居るところ)の方角から雨雲が起こり私の頬に雨がかかった。
また錦色の小蛇が私の首に巻きついた。これはどういう意味だろう」と言われ、サホヒメは暗殺未遂の顛末を泣く泣く述べました。
反逆者は討伐せねばならないが宮廷にサホヒメを幽閉し、サホビコを討つための軍を起こしました。
しかし、サホヒメは兄を慕う気持ちが募り宮廷の裏門から兄の元に脱走します。
垂仁天皇は妻を深く愛していたので、反逆者に対する攻撃を止め一時休戦となります。
宮廷を脱した時、サホヒメは天皇の子を身籠っていて、休戦中に皇子が誕生したので、天皇に産まれたばかりの息子を引き取るように頼みました。
天皇は勇敢で敏捷な兵士を差し向けて、「サホヒメの手、着物、髪を掴んででも連れて帰れ」と息子を渡しに来たサホヒメを奪い返そうとしますが、サホヒメの想いは想像以上で、自ら髪は剃りあげて鬘にし、腕輪の糸は切り目を入れ、衣装も酒で腐らせて兵士が触れるそばから破けてしまったため姫の奪還はかないませんでした。
天皇が「この子の名はどうしたらよいか」と尋ねると、姫は「燃える稲城の中で産んだのですから、名はホムチワケとつけたらよいでしょう」と申し上げました。
また天皇が「お前が結んだ下紐は、誰が解いてくれるのか」と尋ねると、姫は「旦波のヒコタタスミチノウシノ王にエヒメとオトヒメという姉妹がいます。彼女らは忠誠な民です。故に二人をお召しになるのがよいでしょう」と申し上げました。
そうして炎に包まれた稲城の中で、サホヒメは兄に殉じてしまったのでした。
ちなみに垂仁天皇の次の皇后となったヒバスヒメは、ヒコイマス王の子であるタンバノミチヌシ王の娘なので、サホヒメの姪に当たります。
【別称】
『古事記』では沙本毘売命、または佐波遅比売命
『日本書紀』では狭穂姫命
【祀られている神社】
佐波加刀神社(滋賀県長浜市木之本町)
銀山上神社 境内摂社 都々地神社(長崎県対馬市厳原町)
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