【海神神社(かいじんじんじゃ)】(長崎県対馬市) | 八百万の神の浮世絵師 持田大輔

八百万の神の浮世絵師 持田大輔

日本最古の歴史書『古事記』を題材に絵を描き活動しています。
八百万の神々が織りなす天地創造、天岩戸伝説など神様の喜怒哀楽が記された神話を少しでも多くの方に知って頂きたいと思います。

【海神神社(かいじんじんじゃ)】(長崎県対馬市)

 

 


@art.mochida.daisuke
海神神社は、国境の島対馬に鎮座する神社で、

 

対馬国一宮となる由緒ある古社です。


平安時代の延長5年(927年)にまとめられた

 

『延喜式』に記載されている式内社(名神大社)の

 

有力論社で国幣中社に列した格式高い神社ですが、

 

現在は社務所に常駐する人もなく、

 

広大な境内において参拝者はまばらといえます。

 

鬱蒼と茂る原始林に囲まれた境内は、

 

日本の原始的な姿、古神道を感じさせてくれる風格があります。



創建は社伝によると

 

朝鮮半島を平定した神功皇后(じんぐうこうごう)が、

 

新羅を征服した証として、

 

旗八流を上県郡峰町に納めたことが始まりとされます。

旗は後に現在地の木板山(伊豆山)に移され、

 

木坂八幡宮と称され、八幡神や神功皇后との関係も深い神社です。


ただ、現在のご祭神は海神オオワダツミの娘トヨタマヒメを主祭神とし、

 

配祀神もその夫とされるヒコホホデミ(山幸彦)、

 

初代神武天皇(じんむてんのう)の父であるウガヤフキアエズ、

 

宗像大社(福岡県宗像市)のご祭神として有名な

 

航海の女神である宗像三女神をお祀りしています。

また、16代仁徳天皇(にんとくてんのう)の時代、

 

木坂山に起こった奇雲烈風が、

 

日本に攻めてきた異国の軍艦を沈めたという神風伝承もあります。



中世以降は、下県郡の下津八幡宮(現厳原八幡宮)に対して、

 

上津八幡宮とも称されましたが、

 

基盤として対馬独自の太陽信仰(天道信仰、お日照り様)や

 

自然信仰の名残があり、その上に八幡信仰、神功皇后の伝承が習合し、

 

さらに明治4年には海神神社と改称され

 

以降は海神を主祭神としてお祀りするなど、

 

時代と共に複雑に信仰が変容してきたお宮です。

周辺の木坂山(伊豆山)は千古斧を入れない原生林で、

 

「野鳥の森」となっています。

 

また本殿前を通る「木坂野鳥の森」遊歩道があり、

 

野鳥を見ながら散策することもできます。

◆ご祭神
(主祭神)
トヨタマヒメ

(配祀神)
ヒコホホデミ
宗像三女神
ウガヤフキアエズ
(明治以前までは八幡神がご祭神)
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