今日は本当に暑かったー。
そんな暑い中ですが
あるフォーラムに参加してきました。
その名も・・・・・
イクボスフォーラムin東海!
今回はちょっと真面目なお話です。
僕が育児休暇中に出会って加入した
NPO法人ファザーリング・ジャパンの東海支部が主催したのが
今回のフォーラムです。(会場のウインクあいち↓)
「イクメン」という言葉は
もうみなさんもご存知かと思いますが
今回は「イクボス」_です。
「イクボス」とは
職場で共に働く部下・スタッフのワークライフバランスを考え
その人のキャリアと人生を応援しながら
組織の業績も結果を出しつつ
自らも仕事と私生活を楽しむことができる
上司(経営者・管理職)のこと です。
※男性管理職・経営者のみならず女性管理職・経営者も含む
ファザーリングジャパンでは「イクメン」から
さらに一歩進んで、この「イクボス」の普及に力を入れており
全国各地でイクボスセミナーを開催。
そして今回
この東海地方で多くの企業関係者、行政関係者を招いて
「イクボスフォーラムin東海」を開催することになりました。
何といっても
ファザーリング・ジャパンの代表理事である
安藤哲也氏の講演を聞けるとあって
多数の申込があり、そうそうに定員いっぱいに。
NHKなど多くのメディアの方も取材にきていました。
ファザーリングジャパンの会員として
「イクボス」という言葉は知っていましたが
実際に安藤氏の講演に参加するのは初めて。
とても楽しみにしていました。
ワークライフバランスを考えるうえで
子育てとの両立、を思い浮かべることも多いですが
それ以外にも親の介護、癌など自身の病気、不妊治療などなど
いろんな制約をもった社員(制約社員)が増えている中で
昔のように長時間残業や気合だけで乗り切るやり方は
通用しなくなってきました。
制約社員がいるという前提のもと
どのように組織マネジメントを行い
会社としての業績をあげていくか
とても大切なテーマ・視点だと思います。
講演ではイクボスが必要になってきた背景や
イクボスが増えることで組織、社会が変わっていくということを
具体例を挙げながら説明していただき
「イクボス」の必要性を理解することができました。
女性の活躍の場を広げようとしても
イクメンが増えていっても
それを理解し応援してくれる上司・経営者である「イクボス」がいなければ
本当の意味で働きやすい環境・社会は実現しない。
1 女性の活躍促進
2 イクメン
3 イクボス
この3つをセットで進めることが大切というお話しが
とても印象に残りました。
そして、「イクボス」による効果の例として
1 係や課、または会社全体が
残業なしで業務を行うことを目指したり
制約社員の業務の引継、分担を考えることで
業務効率化を考える1つのきっかけになること
2 残業を減らしたり、有給休暇を取得しやすい環境を整えることで
育児や介護など家族との時間、自分の趣味の時間を
大切にすることができ、それが社員のモチベーションアップとなり
生産性の向上につながる
3 社員を応援し、働きやすい環境、雰囲気を作っていくことで
会社への感謝、愛着が強まり人材が定着
さらには優秀な人材が集まる
様々なプラスの効果があると思います。
子育て中は
子どものお迎えなど、帰る時間が決まっていて
それを考えて、効率よく仕事をこなしていく必要があります。
(子育て中の女性が一番生産性が高いというお話しもありました)
子育てをきっかけに業務の見直しを行うというのは
上記1の個人に起こるプラス効果であり
イクボスを目指す場合
係や会社全体でも業務の見直しを行う必要が出てきて
上記1の組織に起こるプラス効果となります。
また、イクボスの重要性を理解し促進していく企業が加入する
「イクボス企業同盟」や
中小企業版の「イクボス中小企業同盟」
というのがあり、その加入により社会に対して
社員に優しい企業というのをPRでき
上記3に書いたように
優秀な人材が集まってきたという例もあるそうです。
特に中小企業は人材獲得に関して
大企業に賃金で対抗するのは難しいので
イクボス中小企業同盟への加入など
働きやすさをPRするのは他社との差別化につながり
本当に大切なことだと思います。
本日は2部構成になっていて
第2部は
安藤さんをはじめ、企業関係者、行政関係者、労務の専門家を交えた
パネルディスカッションでした。
イクボス同盟に加入しているトヨタファイナンスさんでは
育児休暇取得率のアップなど
多くのプラスの効果が出ているとのこと
また、老人ホームやグループホームなどを運営している
安心生活さんでは会社の一等地に託児施設を作るなど
社員の働きやすい環境づくりを積極的に行っています。
愛知県はイクボスという言葉を前面に出して
県内の企業をまきこんだ運動を積極的に展開しています。
いろんな話題の中で、いいなーと思ったのが
ある会社では
朝、子どもを保育園へ送るとき
子どもがぐずって時間がかかって遅刻しても
その遅刻は認めてくれるそうです。
無理やり保育園に預けるのではなく
子どもと時間をかけてでも向き合える。
下の娘の保育園の朝の送迎で
何度も苦労している僕としては
あーうちの会社でも導入してほしい、と思いました。
僕の個人的な考えですが
育児休暇をとって子育てしたことは
子どもとの大切な時間を目いっぱい楽しめたことだけでなく
普通に仕事しているだけでは分からない
いろんな視点からの考え方
本当に貴重な経験ができたと思います。
こうした子育ての経験(育児のキャリア:「育キャリ」と勝手に命名)は
子育て世代の目線、様々な視点からの考え方を見につけることができ
会社にとっても貴重な財産だと思います。
イクボスが増えることで
子育てだけでなく、介護なども含めて
多様な経験をした社員を
1つの貴重なキャリアを積んだ人財と考え
うまく活かすことで
より業績アップにつなげていけるのではないかと思います。
というわけで
たくさん心に響くワード、話しが出てきましたが
全て書ききれず・・・・・。
イクボスフォーラムは全国各地で開かれているので
みなさんもぜひぜひ参加してみてください。
そして、ファザーリングジャパン東海支部でも
今後力を入れていきますので
よろしくお願いします。
イクボスに関するお問い合わせは
ぜひぜひファザーリングジャパン東海支部まで
○ホームページ↓
http://fjtokai.jp/main/
○イクボスに関するお問い合わせ↓
fjtikuboss@gmail.com
東海地方ではイクボスはまだまだ始まったばかりなので
素早く動いた企業が
人材獲得や業績アップなど
多くのメリットを得ることができるはずです!!!
というわけで諸事情により
今回はいつもより真面目に、そして詳細に
ブログを書かせていただきました。
今後とも八百津っ子をよろしくお願いします。
また、八百津っ子のイクメン日記では
「メーリングリストの希望者募集中」です。
毎月初めに
その月の子育てイベント情報を
(主に美濃加茂市・可児市周辺)
まとめたメールをお送りします。
子育て情報メール10月号(平成25年版)を
特別にブログに掲載中! ↓
http://ameblo.jp/yaotsukko/entry-11639738579.html
希望される方は
「子育て情報希望」というメールを
下記の八百津っ子メールまでくださいね。
yaotsukko@gmail.com
(申込はそれだけで完了です)
よろしくお願いします!