イクボスフォーラムin東海(ファザーリングジャパン東海主催)に参加してきました。(イクボスとは) | 八百津っ子(渡辺大二:美濃加茂市民)のイクメン日記「1年間の育休終了」

八百津っ子(渡辺大二:美濃加茂市民)のイクメン日記「1年間の育休終了」

平成24年4月から1年間育児休暇を取得した
八百津出身「八百津っ子」です。
娘たち(11歳と9歳)もすっかり大きくなりましたが、
まだまだ慌ただしい毎日を過ごしています。
美濃加茂・可児市周辺の子育て施設・育児情報を掲載してます。

今日は本当に暑かったー。
そんな暑い中ですが
あるフォーラムに参加してきました。
その名も・・・・・






イクボスフォーラムin東海!image
今回はちょっと真面目なお話です。
僕が育児休暇中に出会って加入した
NPO法人ファザーリング・ジャパンの東海支部が主催したのが
今回のフォーラムです。(会場のウインクあいち↓)
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「イクメン」という言葉は
もうみなさんもご存知かと思いますが
今回は「イクボス」_です。
「イクボス」とは
 職場で共に働く部下・スタッフのワークライフバランスを考え
 その人のキャリアと人生を応援しながら
 組織の業績も結果を出しつつ
 自らも仕事と私生活を楽しむことができる
 上司(経営者・管理職)のこと 
です。
   ※男性管理職・経営者のみならず女性管理職・経営者も含む

ファザーリングジャパンでは「イクメン」から
さらに一歩進んで、この「イクボス」の普及に力を入れており
全国各地でイクボスセミナーを開催。
そして今回
この東海地方で多くの企業関係者、行政関係者を招いて
「イクボスフォーラムin東海」を開催することになりました。

何といっても
ファザーリング・ジャパンの代表理事である
安藤哲也氏の講演を聞けるとあって
多数の申込があり、そうそうに定員いっぱいに。
NHKなど多くのメディアの方も取材にきていました。
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ファザーリングジャパンの会員として
「イクボス」という言葉は知っていましたが
実際に安藤氏の講演に参加するのは初めて。
とても楽しみにしていました。

ワークライフバランスを考えるうえで
子育てとの両立、を思い浮かべることも多いですが
それ以外にも親の介護、癌など自身の病気、不妊治療などなど
いろんな制約をもった社員(制約社員)が増えている中で
昔のように長時間残業や気合だけで乗り切るやり方は
通用しなくなってきました。
制約社員がいるという前提のもと
どのように組織マネジメントを行い
会社としての業績をあげていくか
とても大切なテーマ・視点だと思います。

講演ではイクボスが必要になってきた背景や
イクボスが増えることで組織、社会が変わっていくということを
具体例を挙げながら説明していただき
「イクボス」の必要性を理解することができました。
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女性の活躍の場を広げようとしても
イクメンが増えていっても
それを理解し応援してくれる上司・経営者である「イクボス」がいなければ
本当の意味で働きやすい環境・社会は実現しない。
 1 女性の活躍促進
 2 イクメン
 3 イクボス
この3つをセットで進めることが大切というお話しが
とても印象に残りました。
そして、「イクボス」による効果の例として

1 係や課、または会社全体が
  残業なしで業務を行うことを目指したり
  制約社員の業務の引継、分担を考えることで
  業務効率化を考える1つのきっかけになること
  

2 残業を減らしたり、有給休暇を取得しやすい環境を整えることで
  育児や介護など家族との時間、自分の趣味の時間を
  大切にすることができ、それが社員のモチベーションアップとなり
  生産性の向上につながる


3 社員を応援し、働きやすい環境、雰囲気を作っていくことで
  会社への感謝、愛着が強まり人材が定着
  さらには優秀な人材が集まる

様々なプラスの効果があると思います。

子育て中は
子どものお迎えなど、帰る時間が決まっていて
それを考えて、効率よく仕事をこなしていく必要があります。
(子育て中の女性が一番生産性が高いというお話しもありました)
子育てをきっかけに業務の見直しを行うというのは
上記1の個人に起こるプラス効果であり
イクボスを目指す場合
係や会社全体でも業務の見直しを行う必要が出てきて
上記1の組織に起こるプラス効果となります。

また、イクボスの重要性を理解し促進していく企業が加入する
「イクボス企業同盟」
中小企業版の「イクボス中小企業同盟」
というのがあり、その加入により社会に対して
社員に優しい企業というのをPRでき
上記3に書いたように
優秀な人材が集まってきたという例もあるそうです。
特に中小企業は人材獲得に関して
大企業に賃金で対抗するのは難しいので
イクボス中小企業同盟への加入など
働きやすさをPRするのは他社との差別化につながり
本当に大切なことだと思います。

本日は2部構成になっていて
第2部は
安藤さんをはじめ、企業関係者、行政関係者、労務の専門家を交えた
パネルディスカッションでした。
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イクボス同盟に加入しているトヨタファイナンスさんでは
育児休暇取得率のアップなど
多くのプラスの効果が出ているとのこと
また、老人ホームやグループホームなどを運営している
安心生活さんでは会社の一等地に託児施設を作るなど
社員の働きやすい環境づくりを積極的に行っています。
愛知県はイクボスという言葉を前面に出して
県内の企業をまきこんだ運動を積極的に展開しています。

いろんな話題の中で、いいなーと思ったのが
ある会社では
朝、子どもを保育園へ送るとき
子どもがぐずって時間がかかって遅刻しても
その遅刻は認めてくれるそうです。
無理やり保育園に預けるのではなく
子どもと時間をかけてでも向き合える。
下の娘の保育園の朝の送迎で
何度も苦労している僕としては
あーうちの会社でも導入してほしい、と思いました。

僕の個人的な考えですが
育児休暇をとって子育てしたことは
子どもとの大切な時間を目いっぱい楽しめたことだけでなく
普通に仕事しているだけでは分からない
いろんな視点からの考え方
本当に貴重な経験ができたと思います。

こうした子育ての経験(育児のキャリア:「育キャリ」と勝手に命名)
子育て世代の目線、様々な視点からの考え方を見につけることができ
会社にとっても貴重な財産だと思います。
イクボスが増えることで
子育てだけでなく、介護なども含めて
多様な経験をした社員を
1つの貴重なキャリアを積んだ人財と考え

うまく活かすことで
より業績アップにつなげていけるのではないかと思います。

というわけで
たくさん心に響くワード、話しが出てきましたが
全て書ききれず・・・・・。

イクボスフォーラムは全国各地で開かれているので
みなさんもぜひぜひ参加してみてください。
そして、ファザーリングジャパン東海支部でも
今後力を入れていきますので
よろしくお願いします。

イクボスに関するお問い合わせは
ぜひぜひファザーリングジャパン東海支部まで
 ○ホームページ↓
  http://fjtokai.jp/main/
 ○イクボスに関するお問い合わせ↓
  fjtikuboss@gmail.com 
東海地方ではイクボスはまだまだ始まったばかりなので
素早く動いた企業が
人材獲得や業績アップなど
多くのメリットを得ることができるはずです!!!

というわけで諸事情により
今回はいつもより真面目に、そして詳細に
ブログを書かせていただきました。
今後とも八百津っ子をよろしくお願いします。










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