このコロナ禍で身内の葬儀どうする?① | Minotake+ ミノタケプラス

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2022年8月に約6年の2回目のアメリカ駐在帯同、ボストンから日本帰任。これで人生15回目、結婚して7回目の引っ越し。お気に入りに囲まれ自分の身の丈に合った生活を目指しています。アスペルガー症候群の変人夫と高校2年生の男子と三人暮らし。料理とお菓子作りが大好き。

これは2ヶ月以上前の話です、
やっと気持ちも手続きも
少し落ち着いて来ました。
 

年明けに義母が亡くなりました。
ぴんぴんコロリと逝きたいと
公言してそれを実行出来たのは
最後まで元気だったからだと。
死因はコロナじゃなかったの。

 
駐在って身を恨みたくなる時がある。
やっぱり距離って
色々な妨げになるのよ。
 
よく聞く49日まではとにかく忙しくて
悲しみに浸る余裕が無かったという
気持ちがやっと分かりました。
やらなきゃいけない事が多い、
例え離れていてもね。
実際には近くに住む義弟家族が
殆どの事をやってくれてます。
だから私達は決めなきゃいけない、
どうするかを。

 
 
長男の嫁の私。
日本に住んでいた時は
義母の家の近くの
マンションに住んでました。
徒歩5分程のスープの冷めない距離ね。
義弟家族は徒歩2分の距離と
めちゃ濃い親戚関係😅
 
義父は既に亡くなっていたけど
義母は元気に一軒家で
一人暮らしをしてました。
 
 
年明けに義母が亡くなったと
義弟から電話。
だけど、このCOVID-19で
飛行機に乗って行くわけにも行かない。
行っても2週間の隔離だと
葬儀も間に合わないよね。
 
 
 
友達が訃報を聞いてお花を送ってくれました。
私もこんな心遣いが出来る人になりたいな。
 
 
 
状況を話せば隔離不要じゃない?って
言う方もいましたが、
日本は緊急事態宣言発令直後。
 
離陸前のPCR検査で陰性でも
移動中に感染のリスクもあるし、
もし自分たちが他の人に移してしまう
リスクを考えると、
2週間の自主隔離無しに
移動は出来ないね。
だから葬儀はもう出席出来ない。
 
 
義弟家族がメインで
色々動いてくれました。
姪っ子や甥っ子も大学生や高校生に
なっていたから、
とても頼りになりました。
 
 
義母が亡くなったと言う実感のないまま、
様々な手続きや決断を
しなきゃいけない。
葬儀の場所、規模、
遺影の写真選び、
会葬御礼選び、
親戚への連絡、
菩提寺との調整、
戒名のランク、
次の法要の日程、
葬儀の喪主挨拶などなど。
 
どこまでの間柄の人に連絡をするかも
もどかしい問題。
義母は既に80歳を超えていて、
親族も友達も高齢者が多い。
 
この状況下で葬儀に来て頂いても
コロナ感染のリスクもあるからね。
葬儀が終わってから知らせる方が
今の状況ではいいんじゃないかと。
 
ご近所の方々、趣味のお友達など
いつもの友人関係で知れ渡った方々へは
出来るだけ出席をお断りしました。
それは義母本人の希望でもあったからね。
 
友達の多い義母は私の結婚の時には
義母手作りのお赤飯を作って、
義母のお友達の家に車で
十数軒もご挨拶に伺いました😅
 
毎年年末にはお餅をついて、
義母がお世話になった近所の方々に
私と義妹の嫁コンビでお礼に伺う程の
濃いお付き合い。
 
 
色々と親族で話し合い、
葬祭場や菩提寺の住職の方にも
了承をいただき、
納棺式、お通夜、告別式は
Skypeでボストンから参加。

 
喪主の挨拶はオットが作成した物を
共同喪主の義弟が代読。
私達も葬儀に遠隔参加出来ました。
 
 
納棺式、お通夜は
アメリカ時間の夜中なので、
夜の1時や3時に起きて正装に着替えて
終わったらまた寝て
朝には子どもは学校へという日々。

 
リモートで葬儀に参列するのは
体力的に辛いけど、
これが気持ちの整理に繋がったと
思っています。