土曜日の夕方の事でした。

厨房で、今晩のメインディッシュ、ハンバーグのために

玉ねぎのみじん切りを、炒めておりますと。

ドゴーーーン、プシュ――と、大きな音がしました。

うちの車でも、ぶつけられたかと思い、店の前に出まして、

母ちゃん、今の音どこだ??

母ちゃん、「エエ~~~~、何???」

大きな音したろう、歩道まで出まして、辺りを見回すと。

アチャ~~~!!!

母ちゃん「あら!!大変!!」

店先に居て、気づかなかったんかい!!!!

おベンツ様が、ガードレールを突き破って、真横を向いています。

しばらく、見ていましたが、運転手が出てくる様子が有りません。

う~~~~ん、仕方ない。

車まで行ってみますと。

運転手が、左側のドアを、開けようとしています。

はい、おベンツ様は、左ハンドルです。

しかし、ねじ曲がったガードレールが、ドアを押していて開けられません。

車の右側に回り、窓ガラスを叩きながら。

「お~~~い!!こっちのドアを開けろ、そっちは開かないぞ!!!」

運ちゃん、ドアのロックを、開けました。

すぐさまドアを開け「そっちは、ガードレールが邪魔して、開けられないから

こっちから降りろ!!!煙が出てるから、早くしろ!!!」

ボンネットから、薄っすら煙が出てるんですよ。

かなり恰幅のいい、おっさんなので、シフトレバーが邪魔して、座席から抜けられません、

チェ・・・・・ショーガネーナ・・・・、若いお姉ちゃんだったら、良かったのに・・・

「こっち来い」車にもぐり、おっさんの腕を引き寄せて、車からズリ下ろしました。

「あんた、大丈夫かい?救急車呼ぼうか??」

「いえ、体は何んとも有りません」・・・・・・ふ~~~ん、車が良いからね。

様子を見ていた、隣の運輸会社の、事務員さんが、警察と消防を手配してくれていました。

おベンツ様が、2車線道路の一車線を塞いでいますから

パトカーが来るまで、交通誘導をしておりました。

「あんた、何で事故ったの」事務員さんが聞くと

「はい、居眠りしてました」

ふ~~~~~ん、ベンツ乗るぐらいの人は、お仕事もハードなのね。

母ちゃん「私の車だったら、死んでたね」

「ああ、俺の車でも、危ないな」

はい、貧乏人は、安全運転をしましょうね。