すっかり店の裏に、居住いてしまった、猫のナオちゃん。
母ちゃんが、俺の仲間の名前を、勝手に付けたんですよ。
まあ、いいけど。
どこから来たのか知らないけど、去勢した猫は、左耳をわざと欠くそうなんで。
ナオちゃんも、欠けてます。
偶然、欠けたかも知れませんので、当てには、出来ませんが。
しばらく前までは、もう一匹、こちらは雄、そんでもって、ナオちゃんは雌。
人相、いや猫相が悪いでしょ? よっぽど、修羅場を、潜り抜けて来てますよ。
こちらも母ちゃんが、クロシーと勝手に名前を付けまして。
こいつが、うるさいのなんの、
腹が減ると、裏口で、ニャーニャー、ニャーニャー。
あんまりうるさいので、私がクロシーに、説教してますと。
ナオちゃんが、間に入って。
「すいません旦那さん、うちのがうるさくて、後でよく言って聞かせますから、許してください」
そんな感じで、申し訳無さそうな顔をして、私を見るのです。
いや~~~これには参りました。
これには、うちの母ちゃんも「なんか、お父さんが悪代官みたいだね」
そう、なんか時代劇に出てきそうな、感じなんですよ。
そのクロシーが、居なくなって、かなり経ち。
苦労猫のナオちゃん、父ちゃんを追いかけて一緒に行くわけでもなく。
店に居ついてしまいました、
なんか、完全に、うちら夫婦に命預けます、そんな感じなんです。
きっと頭の良い猫なんでしょうね、
いや、世間で苦労してきたから、ここを安住の場所としたのでしょうか。
そんな覚悟を、見て取れるナオちゃんを、見ていると。
こちらも、情が沸いて来ますわね。
カリカリのキャットフードに飽きたのか、餌を食べません
それでいて、私を、物欲しそうに、見上げています。
・・・・・・・・・・しょうがねえなァ~~~~~~~
何もなかったので、卵に、鰹節の粉と、少しの砂糖を加え、卵焼きに。
これをひと切れ、あげたら・・・・・・・・・・全然食わねえでやんの!!!
クソーー!!、悔しいから、残りを全部、私が食べちゃいました。
それを、母ちゃんに話したら
「お父さん、その卵焼きの作り方、料理の先生がやってた、簡単厚焼き玉子の作り方だよ!!」
ありゃ!!そうなの????


