金曜日の午後、はい、八百剛はお休みなのですが、店にいます。

何をしてるかと言うと、

隣地区のお囃子、

平神楽の中の、御幣の舞という曲を、数字譜に落としています。

数字譜とは、篠笛を吹くための、専用の楽譜です。

平神楽は、5つの曲で構成されているのですが。

そのうちの一曲目は、数字譜に落とし済みで、私以外にもう一人、笛を吹けるようになったので

次の曲を、数字譜にしているわけです。

昔はね、見て覚えろ、技術は盗むものだ!!なんて、平気で言えたわけですが。

今のご時世では、そんなこと言ったら、誰も、お囃子などやる人はいません。

分かり易くするためには、数字譜は、必要なのです。

 

ビデオを再生しながら、

東京のお客様 Nさんのお嬢様が、東京芸大を卒業されていて、

そのご主人が、平神楽の源音から、オタマジャクシの譜にして下さったのですが。

音楽の素養のない、私には、オタマジャクシは、ほんとに、オタマジャクシにしか見えず。

ビデオと、オタマジャクシを見ながら、数字譜に落としているわけです。

それだけ揃っていれば、難しくないだろう?と、思うでしょ???

でもね、楽譜は、さすが東京芸大!!、すべての音を記録してくれてるんです。

つまり、ビデオの篠笛奏者が、ずれた音を出しても、息遣いが半音上下しても、

音符に表されているんです。

それを、咀嚼して、本来の指使いを、数字譜にしなければならないのです。

 

・・・・・・・・・・・誰がやるんだ

一緒に始めた、S自動車は、まったく、やる気がありません。

獅子舞を、復活しよう、そう言い出したのは、お前だろう!!!!

くそ、へたれやがって。

太鼓や鼓は、笛が無いと、叩けないと言うし。

・・・・・・・私がやるしかないんですよ!!!!!!!!

もう、こうやって、10曲ほどは、数字譜にしました。

蘭照先生は、見て覚えなさい、数字譜はいらない、と言うし。

あの方は、野球で言えばイチローですから、長嶋茂雄ですから、天才ですから。

私は、せいぜい、原辰徳。

お囃子は、笛が吹ければ成り立つものでは無く、会を運営、発展させなくてはならないのです。

いいんです、原辰徳で、いや、原監督ごめんなさい、

監督という能力が、優れていると言いたいのです。

個の能力だけでは、成り立たないと言いたいのです。

と云う訳で、週に半日しかない、貴重な休みを、犠牲にして。

九十九里の原辰徳は、黙々と、数字譜を作成するのでありました。

これ作ったって、無給だからね!!、誰も誉めてくれないからね!!!