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店を半分開けて、ボーっとしておりますと。
品の良いご老人がいつの間にか立っておられて。
「あの~、フキノトウは入っていますか?」
慌てて「はい、ございます」
車から降ろして来まして、「こちらです,一パック150円です」。
フキノトウをちらりと眺めて
「いくつありますか?」
「え~~と、全部で30パックですね」
「あーーじゃ、全部下さい」
余ったら私が煮ようと思って多めに買ってきたフキノトウを全部買っていかれました
「こんなにいっぱいのフキノトウ、どうされるんですか?」
帰り際にお聞きすると。
「佃煮にするんです、女房が好きで、今のうちに一年分煮て置かないと
すぐに無くなってしまいますからね」
「あーー、そうですか、実は私も煮ようと思って今日は多めに買って来たんです」
「じゃあ、私が全部買ってしまったらまずいかな、少しお返ししましょうか?」
「いえいえ、また市場で買えば良い話ですから、どうぞお持ちください」

ひょうひょうと、たくさんのフキノトウを買っていかれたご老人
まだ、居るんですね、物の道理、季節感、人の道をわきまえた方が
今日は一日気分よく過ごせそうです