
市場にとても大きなカボチャが出荷されました。
大人が手を回しても届きません、持ち上げようとしても小さ目のもので
やっと持ち上がるくらい。
30~50キロは有りますね。
「タケちゃん、これなんてカボチャだっけ?」
と、聞かれた私、とっさに
「これは、パシフィックジャイアント、だっぺさ」
うん?あれ?妙な違和感。
「あ!違う違う、太平洋でなくて大西洋」
「アトランティックジャイアント、だっぺよ」
危うく、あんけら僧さんに指摘されるところでした。
作る人が居るんですね。
「どうすんだいこれ?」
八百屋全員、腕を組んで首を傾げるばかり。
せり人も、困り果てた様子。
小ぶりなものなら、ハロウィンのカボチャとして売れるでしょうが
こんな大きなもの、どうしようもありません。
マア、店飾りにでもと、一つ二つと、値段がつきます
しかし最後の一個が売れません。
誰か居ねえか?せり人の声がむなしく響きます。
そのうち八百屋の中でもうるさい連中が
「どうすんだよ、こんな物、食えんだか解んねえ物市場に出しやがって
農家に帰せよ!次行け次!」
八百屋も初めて見るんです、扱いようが解りません。
食べても美味いようには見えませんし。
スーパーのバイヤーなどは遠くに行って、近寄っても来ません。
で、最後の一個は何処に行ったかと言うと。
はい、私の店にあります。
お後がよろしいようで・・・・・・・・