
わら灰刺身コンニャクを作り始めて数年。
これ以上のコンニャクは無いと自負はしてますが、
煮物に入れるにはもったいないし、縮んでしまったり、歯ごたえがモソッとしたりで
欠点が無いわけでは有りません。
何とか市販の板コンニャクみたいに作れないかと、ここ何年か考えていました。
刺身コンニャクと、板コンニャクの作る上での大きな違いは
刺身コンニャクは1回茹でれば出来上がりますが、板コンニャクは凝固剤を入れる前に、火にかけながら練り、凝固剤を加えて、型にいれ、固まってから湯がきます。
つまり2度火を入れるのです。
わら灰では、
灰アクそのものが凝固剤ですから
コンニャクイモを摺り込む水の中にすでに凝固剤が入ってる事に成ります。
一度目の火入れの最中に固まってしまうのです。
これでは板コンニャクに成りません。
さて、どうしたものか?
ウジウジ考えながら2,3年経ってしまいました。
それが、3,4日前に、ひらめいたのです。
気温が15度前後と言うのは、私にとっては最高の環境です、頭が冴える事!
ここ半月ほどで、どれだけの懸案を解決したか!
コンニャク芋を蒸せば良い、そして灰アクとミキサーにかけて
型枠に入れて、一晩置けば良いのではないか?
試作です。
まず、上の写真、わらを燃やし

お湯に漬け

わら灰を濾剤にして、灰汁をろ過します。
お湯の量、わらの量、芋の量は、私からはお教えすることが出来ません。
農文協から出版されている、永田先生の「絶品、わら灰刺身コンニャクのすすめ」
という御著書に記されています。
私もその本で分量を覚えました、1冊千数百円です、興味のある方は
ぜひご購入ください。
今回の板コンニャクも刺身コンニャクと分量は同じです。
さて、ここまでは、刺身コンニャクとやり方は同じです。
ここから違ってきます。

コンニャク芋を20分蒸します

ミキサーで、灰汁とコンニャクを攪拌します、1分ぐらいかな?

適当な型が無かったので、ボールにいれ、一晩置きます。
この時点では、ユルユルで固まるかどうか不安でした。

翌朝、切りやすいように水を少しかけ、12等分しました。

お湯で小一時間湯がきます。
わら灰コンニャクですから、最初の20分ほどは用心に沸騰させず
コンニャクが全部浮いてしばらくして、ガスの炎を全開にしました。
溶ける事も無く、良い感じに湯がいてます。
茹で上がったものを、水に晒し
試食です

食べてみますと、刺身コンニャクよりは、ずっと歯ごたえが有ります。
しかし、普通のものより、粒子が粗いようですが、良い感じです。
煮コンニャクとしては充分な硬さです。
ただ、普通のコンニャクをイメージすると、違和感があるかもしれません
好みが分かれる所でしょう。
その晩、鍋に入れましたが、加熱しても縮む事とも無く
コンニャクの味がしっかり有って、美味しかったです。
念願が叶いました、後はどれだけ、きめを細やかに出来るかの工夫です。