
真っ赤に熟したトマト、本日一箱780円で販売です。
さて、朝一番のお客さんが、このトマトを見て、
「安いけど食べきれない」と言いました。
八百屋を始めて20年、食べきれないから買わないと言う方が最近増えてます。
結局そのお客さんは、食べ切れなかったらソースにしたらと言う女房の言葉で
買ってくれましたが、そんなお客さんは珍しい方ですね。
割高な小分けしたものを買うお客さんのほうが多いです。
ニーズが変わったのだから販売方法を変えるのは、百も承知で言うのですが。
農家さんは、夏はトマトやナス、きゅうりが山のように採れる時期があり、
調理も手を変え品を変えて、工夫します、
自然に加工、貯蔵の技術を身につけます。
しかし現代の純粋消費者にはその必要が無いのです。
スーパーに行けばナスやきゅうりは一本単位で買えます。
その癖が、親の代いや、御婆ちゃんの代から出来てますので。
加工の技術なんてものは、はなから持とうとしませんし。
きゅうり一本買う分には、旬も考える必要ありません、値段が高い安いしか無い。
旬を考えなければ、材料を工夫してと、材料から料理を考える必要が無くなって、
今日食べたい物の材料を買えば良くなります。
いかんですね~~、これがいけない。
自分の好きな物だけ買うようになれば、新しい調理なんて考えなくなる。
せいぜいマスコミの宣伝やキャンペーンに乗っかるぐらいになってしまう。
海水浴帰りの家族が店によると、きゅうり、ナス、インゲン、トマトを欲しがり
新ごぼうやサトイモ、珍しい南瓜なんて物には目もくれません。
どんなに安くても、箱買いなんて有り得ません。
調理や加工の仕方を説明しても、途中で目がうつろになってます。
一昨日も40代の夫婦がきゅうり1本となす2本だけ買って帰りました。
母ちゃんと顔を合わせ、首を傾げてしまいました。
露地栽培と言う言葉もそんな方には初めから説明しなければなりません。
説明してると途中で思考が停止してるのが分かります・・・・・・・むなしい・・・
外国製のものすごい車に乗ってるのに、どんな食事をしてるんだか
その車を買う時に、カタログ見たり勉強したでしょうに。
そのくらいのエネルギーを野菜にもかけて欲しいですね。
服や車と同じくらい野菜も勉強しようよ!
もしかしたら、その車以上に人生を広く楽しいものにするかもよ。