
我が家は3代続く由緒正しい貧乏人ですが
私の祖母、貧乏家開祖ですな、夫を早くに亡くして女手一つで4人の子どもを
育て上げたぐらいですから、気が強い!
怒ると地域の男衆もたじたじとなった、その逸話は今の古老達からも聞かされます。
その祖母が、蛸を食べたくなると、行商のおばさんに言っておくと
行商のおばさんは、浜から我が家までの家々で、蛸の足の部分を高値で売って、
頭を残して我が家に来るのです。
行商のおばさんとは大の仲良しで、我が家で昼飯を食べ、ゆっくりしてから
おばさんは浜に帰っていくのですが。
残った蛸の頭を安く手に入れた祖母は、
「金持ちに足を食わせて、私は一番美味しいところを食べるのさ」
と、うそぶきながら、私達孫に蛸の頭の刺身を食べさせてくれるのです。
これは、子どもながらにしびれましたね。
「ばあちゃんすごい!」、もちろんとても美味しかったですよ。
で3代目になると、人脈ももちろんですが、
スーパーの商品をどう安く買うかも、お金を使わない分、頭を使います。
上の写真、母ちゃんがマグロのあらをスプーンでこそげています。
インドマグロの大トロ中トロのあらの部分です。
これは、目が利かないとなかなか買えません、
かあちゃんもいつの間にか目が利くようになりました。
大トロのあらは筋や骨がありますので、匙でこそいで肉だけを集め
よく叩き、葱のみじん切り、醤油を少し、ワサビも練りこんで
葱トロ丼にするのです。
このアラの隣の部分は、大トロ一サク1500円とかするわけです。
それなのに4人で食べたらとても足りません。
ところがこのアラは250円。
葱トロ丼4人前楽に取れて、余るくらいです。
余ったネギトロは次の日ハンバーグとなり娘の弁当になりました。
どうです、3代目ともなると進化してるでしょう?
エッ?大トロ2サク買っても気にならないぐらいの金持ちになれ?
いらぬ目利きが出来るようになった、お前の母ちゃんが不憫だ?
・・・・・・・・・・・・・・・おっしゃるとおりです。