
秋深まり行く、九十九里の風景です。
今朝一番にピアノの先生が買い物にみえて、
どてかぼちゃ展の案内状をお渡しして、お話をする中で。
「歳を取って、楽になりませんか?」そう、おっしゃいました。
音楽の世界でも、若い頃は全てを詰め込まないと気が済まず。
テクニックに磨きをかける事に気持ちが行き、余裕がなかったが。
歳をとったら、テクニックでは若い頃に及ばないけれど全体で考える事が出来て
はしょる所、あるいは引き算で演奏が出来るようになったと、おっしゃるのです。
今私が考えていることと同じです。
音楽も絵画も同じなのだと、驚きました。
若い頃は、細かい所ばかり気持ちが行き、苦しんでばかりいました。
真っ白なキャンバスをただ汚しているだけなのでは、自分を責めました。
でも。この年になると、細部を気にするより全体としてどうまとめるか、
そちらを考えるようになりました。
作品として人に見てもらう限りは、出来不出来より、まずまとめ上げる。
全体を仕上げるには、はしょりも必要。
ある種の諦観と言った方が良いのでしょうか。
若い頃なら、未完の絵を出品するなど自分が許さなかったでしょう。
今は、次の作品のためにあえて出品しようと思えます。
歳を取る事は悪い事ばかりではない、そう思えます。
しばらく絵の話ばかりですいません、明日からもとの野菜の話に戻ります。