
野菜の価格はどうして決まるかと言えば、皆さんご存知の通り、市場でセリによって決まるのが基本です。
需要が供給を上回れば、野菜の価格は上昇し、下回れば安くなります。
値段の変動は、野菜の出荷量、気候、行事、ブーム、色いろな要素で起きます。
で、今年は市場物の空豆は暴落し、写真のように、浅野さんの空豆がキロ580円なのに、
市場の空豆は5キロ入り一箱580円と言うことに成ります。
見た目は、浅野さんの空豆より良いのに、値段はちょうど5分の1.
この値段では、農家は来年も空豆を作ろうとは考えないでしょう。
去年の秋に、値段の高い空豆の種を買い、マルチを敷いて、農薬をまき、肥料をやり
丹精こめて作ったものが、この値段です。
これでは、農家は赤字です、
相対価格だと、こんな値段になっても仕方有りません。
でも、消費者はいくら安い方が良いと言っても、こんなに安い必要が有るのでしょうか?
浅野さんや三須君の野菜は、大体値段が決まっています。
ですから、うちの値段も大根なら150円、人参500グラム150円、
1年中同じです。
この値段は、種代、資材、経費を入れた上で決めた値段です。
この値段なら三須君も浅野さんも、生活ができ又来年も野菜を作ってくれます。
これが絶対価格です。
私も八百屋をやっていて矛盾を感じるのですが、経済活動としては相対価格が
自然なのでしょうけど。
私たちが望んでいるものは、一箱580円の空豆なのか、
農家を泣かしてこの値段で売る必要は有るのか?
浅野さんの空豆だけでは、一般のお客さんが高いと言うので、市場物を置きますが。
本当は、安心できる野菜を、農家さんがチャンと生活できる価格で販売して、
お客さんからも、農家さんからも喜ばれる店でありたいと思います。
現実と理想のはざまで、,ほんろうされ、揺れ動く八百剛です。