
寒い時期、これから春までです、暖かいとこんにゃくが固まりません、冷蔵庫で無理して
作ってももちが悪く、すぐグズグズにくずれてしまいます。
八百剛で作っているのは藁灰刺身こんにゃくです、多分日本中でも何件も作っていない
作り方です。
普通の手作りこんにゃくは炭酸ナトリウムを凝固材に使います、豆腐のにがりのような物と
思ってください、これだと失敗も少なく作りやすいのですが、こんにゃく特有の臭みが出ます。
4年前までは、私もこれを使っていました、でも藁灰こんにゃくのレシピを教えてもらい
たまたま初めて作ったこんにゃくが上手くでき、食べてみてそのクニュクニュとした食感
臭みの無さにびっくりしました、
もう後には戻れません、藁を手に入れ、はりきって作ったのですが、固まってくれません。
成功するのは10回に3回くらい、いったい何キロの芋を捨てたのか
ようやく去年安定して作れるようになりました。
コミック美味しんぼに出てくるあのこんにゃくです、美食家の渡辺文夫と雁屋哲が
こんにゃく自慢をし、雁屋哲が藁灰こんにゃくを出し、それを食べた渡辺文夫が
黙ってそのまま帰ってしまったと言う逸話のあるこんにゃくです。
昔どおりの混じりけの無い本物です、
刺身こんにゃくは金曜日に店に出したいと思います。