イメージ 1

八百剛もここで店を開いて18年になります。
その間には、いろいろな人たちと、めぐり合いました。

栗原さんは、真白いひげを生やしたご老人で、いつも黒い帽子、黒いスーツを着て
オンボロのクラウンでお見えになりました、その風貌はどこかアーミッシュの様な
仙人にでもあるような、おもむきがありました、もう当に70歳は超えておられるのに
鳥取の大学で聴講生として、農業を勉強され、中国のゴビ砂漠まで植林に行かれた
そんな話しを、いやパックツアーのようなもんです。と飄々とされていました。

半年、いや1年ぐらいお見えにならなっかたのが、突然おいでになり
人に運転を頼むしか外に出られなくなりました。
ガンを患い、もう長い事ない様です、いままでお世話になった人に
お別れのご挨拶にまわっています。

そうお話しをされ、私も女房も驚くやら、栗原さん自身の運命に対する真摯な、そして潔い態度に
深い感銘を受け、運転手のかたに帰ってもらい、しばらくお話しをうかがい
帰りは、お宅の近くまで御送りしました、これでお別れですお世話になりました。
そうおしゃって、おじぎをされて家に向かわれました。

最後のご挨拶の相手として、八百剛を選んでくださった事を心から感謝しました。
そして、めぐりあい、八百剛をやっていなければ合うことも無かった栗原さん
運命なのかな、かく生きたし、そう思いました。

ふと、10年近く前のことを思い出しました。