〇〇やってみた

 

 

 

 

 

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メルカリで中古Gaming PCの出品を眺めていたところ、生成AIによる画像生成ソフトを入れたのを宣伝文句にしたPCの出品を見かけた。

AIの専用サイトに有償のユーザ登録しなくてもPCでAI画像生成可能なのか、と調べると、"Stable Diffusion" というソフトを入れると可能らしいことが分かった。

自分のPCでも試そうと試みたが、PCスペックとGPUが古くて標準対応しておらず、nVidiaのGPU搭載が条件となるらしい。

さらに調べると、WindowsよりもLinuxで実行した方が倍以上の速度で生成可能で、AMDのGPUも対応可能という記事を見かけ、試すことにした。

 

 

参考にした記事:

 

 

型遅れのデスクトップPC( i7-7700K、メモリ16GB)にLinux mint (ubuntuの派生) を入れ、上記記事に従ってStable DiffusionとROCm等を入れた。

SSDに入れたWindows11と併存させるため、Linux mintはHDDにインストールした。

Stable Diffusionインストールのため入力したコマンドはほぼ上記参考記事のままなので、ここでは引用しない。

生成AIを実行すると、GPUがないというエラー発生した。

やはり、手持ちのGPU(R7 370)では型が古すぎて対応しないらしい。

 

Stable Diffusion 対応GPUの相場を調べると、中古でも万単位で気軽に手を出せない。

諦めきれず、さらに調べると、GPUを使わずCPUで計算させる方法もあると分かった。

 

参考記事2:

 

オプションに "--use-cpu all" を追加し、具体的には以下コマンドで実行した。

 

$ stable-diffusion-webui/webui.sh --use-cpu all --no-half --no-half-vae --skip-torch-cuda-test

 


自分の場合はすんなりと動作せず、表示されたエラーメッセージに従い pip.py を追加インストール、PATHに "~/.local/bin" を追加したところ、生成画面が開いた。

 

 

<キーワード:doraemonで生成>

 

 

画像生成は、上部の入力欄に英語キーワードを入れて指示する。

nagative欄には回避したい要素を入れるらしい。

 

 

CPUでの画像生成に2分少々掛ったが、お試しは可能となった。

実用レベルの生成時間ではないが、結果表示されたので気は済んだ。

 

<CPUで画像生成に2分20秒程度>

 

 

入力画面を "img2img" にタブを繰り替えて、アニメや漫画の元画像を指定して生成も試みたが、期待したような出力結果は得られなかった。

 

以下は、先日のUSJと太陽の塔訪問の記事で使用した写真を元に"universal studio"のキーワードで画像生成したものだ。

 

<太陽の塔の写真(左側)にキーワード "universal studio"を入れて生成(右側に結果)>

 

 

Stable Diffusionセットアップ方法や画像生成のパラメータ指定は、検索すれば詳細な記事が見つかるので、初心者の自分による解説は控えることにする。

 

 

私が試した限りでは、、キーワードを少し変えた程度では似たような構図のものばかり生成されるので、AI画像生成を目的にGPUやPCに万単位の投資をする価値を見出せなかった。

キーワードに"hokusai", "toriyama akira" 等、有名デザイナーの名前を入れたりしてみたが感心するような絵柄にならず、がっくりした。

 

AI生成画像がどのくらい物足りないかを別の事例で例えると、何かのトラブル対処でチャットサポート窓口に繋いだ際にAIの自動応答で堂々巡りの回答しか得られず、結局人間のサポート窓口に繋いで応対してもらうようなことに似ている、と感じた。