任天堂のゲームソフト、ファミコン探偵倶楽部のswitch版リメイクを予約購入したが、仕事が忙しくてまだ前半の数十分しか遊んでいない。

 

 

 

 

 

任天堂メルマガからファミ探リメイクのアンケート依頼が届いたため、「ファミ探の幻の3作目を収録して欲しかった」と書こうと思い、タイトルは「雪に消えた過去」で正しかっただろうか、と検索したところ、Youtubeに当時のBSサテラビュー配信を録画した物をアップした物が見つかった。

なぜ幻なのかというと、スーパーファミコンの全盛期に、BS放送と連動した任天堂のサテラビューというオプション機器を持っていた人だけが、配信日のみ遊ぶことができた、限定された条件でのみ体験できたゲームだからだ。

 

 

 


<雪に消えた過去は前・中・後編の3本>


実は、十数年前に「雪に消えた過去」は、SNES9XPPというエミュレータで動作確認をしたことがあったが、音声はBS放送からの同時配信の仕組みとなっていたらしく、ゲーム画面にせっかくの音声が付加されないのを残念に思っていた。

今回Youtubeで当時の動画を見つけたので、エミュレータと同時再生すればBS配信当時の雰囲気を味わえるのではないかと考え、昔のゲームデータをHDDから探し出した。
なぜエミュレータと動画の同時実行が有効と考えるかというと、このゲームは一定の時間経過で強制進行される仕組みとなっているからだ。

SNES9XPPの最新版をWeb検索で探したが見つからなかったため、十数年前にWindows XPで試した当時のソフトを「互換性オプション」指定で起動したところ、いきなりゲーム開始前の画面から先へ進まず焦った。

<互換性オプションでSNS9XPPを実行>

 

 

<この画面から先へ進まない>


そういえば、昔試した時はキーボードの"T"を押したような気がするな、と思い出し、ゲーム画面へと進めることができた。

 

 


<左上がエミュレータ画面、右下がYoutube再生>

 

 

Youtubeの動画音声とエミュレータのゲーム進行のタイミングを合わせるのに苦労したが、どうにかエンディングまで音声と画面表示のセリフを一致させることができた。

これは仕方ないことだが、アップされている動画にはゲームの操作音(コマンド入力音)が含まれており、エミュレータ上のコマンド入力音と混在するのは難点だが、貴重な映像・音声を提供してもらえるだけでもありがたい。

Youtubeの動画はいつの間にか削除されてしまうことがあり、将来見れなくなってしまうのが心配な場合は、CravingExplorerというソフトがあるのだが、ここでは詳細は触れない。

このゲーム「雪に消えた過去」では、遊んでいる本人にとっては一見すると自分で操作して解決に向けて事件の調査を進めているかのようだが、運命は定まっており発生する大きな事象に影響を及ぼすことはできない。
ゲームは一定時間で強制進行されるため、トイレで席を外して何も操作しないでもゲームは勝手に進んでゆく。
結果が変わるのは、最後の点数のみだ。

昔見た映画のアサシンクリードで、遺伝子情報から過去に遡って祖先の身に起きた過去の出来事を追体験をする、という設定だった気がしたが、これも自分の意思で行動しているように見えて、発生する出来事は変えられない、という内容だった気がする。
 

 

 

 

<アサシンクリードの映画>

現実の世の中も、突発的な出来事でなければ、それ以前の行動の蓄積によって、起きるべくして起きている事象が多いのではないか、とふと思った。

老朽化した機械の故障は、寿命が迫れば遅かれ早かれ発生する。

犬の散歩道で、飼い犬が道に落ちているゴミを食べようとしていたとする。

誰かがゴミを片付けない限り、同じコースを通れば、いつか犬はそれに食いつくトラブルが発生する。

結局誰も片付けないので、トラブル回避のため、ボランティア精神を発揮して他人のゴミを片付けることになる。

昔の凶悪事件で、不良に付け狙われていた子供が殺人事件の犠牲になったニュースが昔あったが、被害者の保護者が「あの時子供を引き留めていたら、事件を防げた」と言っていたが、私の見解は異なる。
不良に付け狙われていたなら、自分たちが引っ越すなり、警察に相談して相手を逮捕してもらうか、等の大きな対策をしない限り、いつかは発生しただろうことに思える。

ゲームに無関係の余談はここまでにする。


Switch版ファミ探リメイクをやっての感想だが、

・絵柄が昔のスーパーファミコン版の方が好み

・キャラクターがしゃべりすぎる

と思った。

 

 

 

 

現代っ子が好みそうな可愛さを強調した絵柄(骨太さが感じられない)や主人公がやたらと会話をすることに安っぽさを感じてしまう。

最近の新作ゼルダのデモ映像を見ても、リンクやゼルダが積極的にセリフをしゃべってしまうことを残念に思う気持ちがある。
昔はハードウェア等の制限でセリフをしゃべらせなかったのかもしれないが、昔のゲームのように掛け声や相槌だけの音声の方が奥ゆかしさを感じられる。

任天堂ネタついでに、ファミコンブームを作り出し、任天堂を世界企業に発展させた山内前社長の言葉:

 

https://コトバのチカラ.jp/types/1/people/253

 

 

最近目立つようになった発信好きな成金社長たちの言葉は、薄っぺらさと人を見下した態度を感じられ反発してしまい、あまり共感することはない。
だが、山内前社長の言葉は胸に響くものがある。
根底に流れる思想がまるで異なるのだろう。