年賀状の準備をしようと、数年前に新古品を購入したまま保管していたBrother インクジェット複合機 DCP-J577Nに純正インクをセットし、初使用したところ「スターターインクをセットして下さい」というエラーが発生した。

 



プリンターに付いてきたインクは、数年前に親戚の家で使っている上位モデルの DCP-J978N でインクが不足した際に、「これ使って」と渡してしまった。

 

Brotherのサポートに問い合わせたところ、初使用時は普通に販売されている純正インクでは使い物にならないらしい。


仕方なくスターターインクをBrotherの正規窓口で注文したが、
カラー各色 1,430円、ブラック 1,265円。
合計 5,555円 (5千円以上は送料込み)

とのことで、普通に純正インクを買うよりも高額な出費となってしまった。

 

まさか、プリンター付属のスターターインクが市販されている純正インクと異なる機能を持つ必須品とは予想もつかなかった。

 

説明書は殆ど目を通さなかったが、スターターインク以外のインクを最初にセットしてはいけない、などとはたぶん書いてないだろう。

 

こんなバカげた失敗をする人は他にいないかもしれないが、皆さんもBrotherインクジェット複合機の初使用時はスターターインクが必須であることにご注意下さい。

 

なぜ、購入後数年経過するまで気づかなかったかというと、昨年まで年賀状印刷はEpsonのインクジェット複合機を使っており、A4書類の印刷はBrother/Canonのレーザー複合機を使っていたためだ。

Epson複合機はインクの消耗の早さと互換インクの認識エラーに懲りて処分してしまったが、まさかBrother製品にもこんな罠が仕掛けられているとは想定外だった。

プリンター本体の購入額に近い痛い出費となってしまった。

 

 

スターターインクと純正インクの違いが気になったため、検索すると以下の記事が引っかかった。

 

 

 

 

 

クチコミより引用すると

「 Brother の複合機はインクカートリッジキャリアとプリントヘッドが分離した、オフキャリア方式の為。
液体インクをプリントヘッドノズル噴射位置迄輸送するシリコンホースが使用されて居ます。
購入初期のセットアップ時にこのホース内にインクを満たす為、市販の純正インクカートリッジよりも、
セットアップ用インクカートリッジには、容量を多く充填して居ます。 」

 

 

尚、肝心のBrother公式ページには大したことが書かれていない。

 

「 スターターインクは本体にインクを充填させるため、2回目以降にセットするインクカートリッジ(ご購入いただくインク)と比較して印刷可能枚数が少なくなります。交換用のインクカートリッジを早めに用意しておくことをおすすめします。 」

 

 

スターターインクの方が通常インクより容量が大きいなら普通に販売してくれた方がありがたいのだが、市販されないのはコストが高いためだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

[2020.12.9追記]

以下記事を斜め読みして、インクのチップスの互換インクはスターターインクとして使用可能らしい、と誤読して慌ててスターターインクの注文をキャンセルしてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

Brotherのサポートに再々連絡したら営業受付時間ギリギリでキャンセルの取消が間に合った。

Brotherインクジェット複合機については、純正インクを使い通すつもりでいたので、危うく互換インクの履歴を残してしまうところだった。

 

 

 

[2021.2.3追記]

 

ここ数日、Brotherのインクジェット複合機を使おうとすると、添付写真のエラーが出て断念することが多い。

 

 

Epson/Canonのインクジェット複合機ではこんなことはなかったのだが、冬場の使用は諦めるしかないだろうか?

レーザー複合機も、冬場はトナーの乗りが悪くてかすれてしまうが、そのためだけに暖房を入れる気はしない。

レーザーの場合は裏紙に1枚テスト印刷した直後に本番印刷すると機械が温まって多少印刷がマシになるのだが、それ以外に簡単な解決策はないのだろうか?

 

 

[2021.12.19追記]

年賀状印刷のため1年ぶりにDCP-J577Nを使おうとしたところ、

部屋の暖房を入れて1時間以上経過しても、上述の「室温が低すぎます」というエラーが解除されなかった。

待ちきれずに、アイリスオーヤマの布団乾燥機(靴乾燥機兼用)の風を送り込んだところ、15分ほどでプリンターが使用可能となった。

 

 

 

 

 

 

この布団乾燥機は、局所を温めるのに重宝するので、冷蔵庫の霜取りの際にも活用している。

 

 

 

[2021.12.27追記]

親戚の DCP-J978Nで今まで全く使ってなかったDVDラベルの印刷をしたいが、CDトレイがないと一騒動があった。

メルカリなんかで本体を買ったりするから、添付品が付いてこなかったと数年も経過してから苦情を言われた。

 

Brotherのサポートページを確認したところ、スキャナーの蓋を開けたところの裏側に収納場所があり、CDトレイも見つかった。

 

 

 

結局、親戚の勘違いでCDトレイは見つかったのだが、付いてこなかったと勘違いするのも無理はない気がする。