旧型デスクトップPC(CPU:Core2 Quad, メモリ:4GB)に2018年5月のWindowsUpdate適用後、異音がしてPC動作が異常に重くなったため、HDD交換をしてPCをリカバリーした。

フリーのHDD診断ソフトでチェックしたところ診断結果に異常は見られなかったが、カリカリと異音がするのが心配だったので、中古2TB HDDを急遽メルカリで入手した。以前、別のPCで3TBを購入したら起動ドライブとして使えず、仕方なくD:ドライブとして使っているので、旧型PCに3TB以上のHDDを取り付ける場合は要注意だ。

 

Windows10 64bitをクリーンインストールして、Office2003も入れなおしたのだが、Excel 2003の異常終了が頻発するようになった。Excel編集でコピー&ペーストや、シートの追加等をするとほぼ毎回異常終了してしまう。
Windowsの更新は適用している筈だが、とよく考えたら、Microsoft Updateを適用してなかったのを思い出した。
Microsoft Updateを適用する専用の手順もあるみたいだが面倒なので、手軽に済ますにはSilverlightを入れるのが簡単だ。

Silverlightは、解説記事を見ると、Microsoftで出しているアニメーション表示に必要なソフト(flashと似た機能を提供するもの)らしい。

Silverlightインストール後にWindowsUpdateを手動適用すると、Officeの更新が大量にダウンロードして適用される。

 

 

<MicrosoftUpdateを有効にしてWindowsの更新を手動で行うとOffice 2003の更新が大量適用される>

 


Silverlightについては、検索すれば簡単にMicrosoftの公式ダウンロードページが見つかり、解説も見つかる。

https://www.microsoft.com/getsilverlight/office/?lang=ja-jp



<Silverlightのダウンロードページ>

 

 

<"Install for Windows"をクリックしてダウンロードする>

 

 

<チェックボックスのオンオフに注意>

 

インストール時に、「Bingをデフォルトの検索エンジンにする」と「MSNをホームページにする」のチェックを外さないと余計な設定を変えられてしまうので注意が必要だ。

 

 

 

<「Microsoft Updateを有効にする」がオンになっていることを確認>

 

もう一つ、Office2003を入れる際に一緒に入れておかないと困るものにOffice2007互換機能パックがあるのだが、周りに聞くと意外と知らない人が結構いるようなので触れておく。Office2007互換機能パック "FileFormatConverters.exe" で検索すればすぐに公式ダウンロードページが見つかるが、Office 2003で最新のOfficeファイル(.docx、.xlsx、.pptx等の拡張子)を開く際に必要となる。


自分は、これ以外にOffice2003更新プログラム "office2003-KB907417-FullFile-JPN.exe" も入れているが、Microsoft Update適用で自動適用される内容と被るのかどうかまでは検証していない。

 

これらの更新適用後、Excelで先ほど異常終了した編集作業を再度行うと無事完了した。

尚、クリーンインストールしたのに、PCの挙動は2018年5月の更新適用後はもっさりしている。

メモリスロットが2つしかないPCなのでこれ以上のメモリ増設はできない。

 


会社勤めしていた頃はOffice2007以降のバージョンも使ったことがあるが、結局Office2003の方が慣れていて使い勝手が良いため、自分のPCにはOffice2003を入れている。

Office2003のMicrosoftサポート期限が過ぎているのは承知しているが、新しいものや互換品の使い勝手が悪いのだから仕方ない。

数年前にOffice365のライセンスもヤフオクで購入してみたが、動作が重くて操作に戸惑うため確認してすぐ消してしまった。

KingSoftややOpenOffice等の互換ソフトも試したが、機能に互換がなかったりレイアウトが崩れてしまう問題があり、結局Office2003に戻った。

互換性の問題でどうでも最新Officeを使わなければならない場面に遭遇しない限りOffice2003を使い続けるだろうが、最新Officeが必要なのはデータサイズが巨大なファイルや特殊機能を使ったデータくらいじゃないだろうか?

 

 

[2018.7.5追記]

Office2007互換機能パックがMicrosoft公式からのダウンロード廃止となっていたのを知らなかった。互換機能パックSP3 "compatibilitypacksp3-kb2526297-fullfile-ja-jp.exe"はダウンロード可能なようだが、"FileFormatConverters.exe" の内容を含んでいるかどうかは未確認。

 

[2018.7.28追記]

PCをクリーンインストールする機会があったため、

互角機能パックSP3 "compatibilitypacksp3-kb2526297-fullfile-ja-jp.exe" を Office2003インストール直後に実行してみた。

 

結果は、以下メッセージがポップアップしてインストールできなかった。

 

 

もちろん "FileFormatConverters.exe" インストール後に上記SP3を実行すると、アップデートが適用された。

Microsoftも互換機能パック提供中止するなんて意地が悪いことをしてくれる。

ダウンロード不能となる前に、HDDに "FileFormatConverters.exe" を保存しておいてよかった。

 

[2018.9.2追記]

Excel2003でセル範囲をコピー&ペーストすると正常にコピーされず、シートの順番が入れ替わってしまう不具合にずっと悩まされていた。

解決策が分からず困っていたが、2018年9月初旬のWindowsUpdate適用後から正常にコピー&ペーストされるようになった。

この不具合に関する情報についてご存知の方がいらしたら、コメントお願い致します。

 

 

[2020.12.11追記]

Windows10 20H2 をクリーンインストールしてOffice2003を入れたら、WindowsUpdateでエラーが出た。

 


検索して表示されたエラーコード:0x80240023 で検索したら対処方法の記事が見つかった。

http://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=Microsoft%20Office%20File%20Validation%20Add-in

 

 

にある "Microsoft Office Validation Add-in" をダウンロードし、

ofv_475de2eccfddbb06f945efb53472963e8ff88d0b.cab

中の "OFV.msi" をダブルクリックしてインストールして、WindowsUpdateを再実行したら、今度は完了した。