本日は当院の鍼灸と台湾式漢方へそ灸の補助で、46歳のSさんが、不妊治療専門クリニックに1年以上通われ、初めて5BBの胚盤胞の凍結が出来た事をご紹介します。


Sさんは、44歳より妊活を始められ、都内の胚盤胞のみを凍結出来る不妊治療専門クリニックにて6回採卵されておりましたが、卵胞がうまく採れない時もあり、空胞の時もあり、中々胚盤胞になりませんでした。


約4ヶ月前より当院にお見えになられました。

東洋医学的な考えとしましては、妊娠、出産は「腎」の働きによって司ります。


東洋医学的に言っている「腎」は、西洋医学の子宮や卵巣、老化などの分野も含まれています。当時のSさんは、年齢的に(女性では、35歳から腎の働きが少しずつ衰えて行きます)「腎」が低下しています。


またSさんは、普段から肩こりや生理痛があり、生理の出血に塊を伴いなどの瘀血状態(血流が悪い事)が目立ちていました。お脈の打ち方も渋い状態でした。


血流が悪いと卵巣、子宮に行く血流も減り、卵の発育に十分な栄養が届かず、卵の質が落ちてしまいます。従って不妊治療専門クリニックで体外受精、採卵しても、なかなか凍結出来るレベルに達せず、あまり前進していません。


東洋医学では、卵質を改善するのに、一番重要なポイントは、「腎」を補い、血流を良くする事です。


そこで、年齢的な要因もあり、週に1〜2回の鍼灸と台湾式漢方へそ灸施術をさせて頂きました。4ヶ月後、上記同不妊治療クリニックにて、再度採卵となり、先生もびっくり!5日目の5BBの胚盤胞が凍結出来ました!


Sさんは自信を持ち、また少し胚盤胞を溜めようと引き続き頑張っていらっしゃってます。


Sさんの症例を通して、高齢でも鍼灸によって、きちんと「腎」を補い、血流を良くすれば、卵の質が上がります!


詳しくは当院のHPをご覧ください!