冷え改善の為、鍼灸のお灸や遠赤外線を受けたいと思いますが、受精卵が熱に弱いとお聞きしたのですが、鍼灸院で使っているお灸と遠赤外線が受精卵に大丈夫ですか?最近このような質問がよく出て来ます。


はい!大丈夫です!お灸や遠赤外線外線どちらも身体の奥迄温められるのではなく、表面にあるツボに鍼をして、置き鍼したまま、上から遠赤外線を10分〜15分に当てていきます。


遠赤外線は表面の血流、冷えや自律神経のコントロールに役に立ちます。最高30分使用可能です。熱の到達深さは12㎝程度です。なので、卵巣にある卵子や子宮に移植されている受精卵などへの影響は全く有りません。


お灸は色々種類がありますが、今現在使われているお灸は温灸です。勿論卵にの影響の心配は全くありません。


鍼灸のお灸では温める事で効いているのではなく、全て「ツボ」や「経絡」への刺激(体内にサイトカインなどの変化があるツボにもあります)を通し効かせてます。

体の表面にあるツボは全て経絡によって内臓と繋がっています。因みに経絡はどんな物か、初耳だと答えている方は少なくありません。


ここではちょっと簡単にご紹介します。経絡は体の必要な気(エネルギー)血(栄養の物質)を運ぶ線路(鉄道に当たります)であり、ツボは経絡の上にある沢山の「気血」が集まっている所です(電車の駅に当たります)


婦人科では良く使っているのは任脈という経絡をあげられます。任脈は体の前面正中に走っている経絡です。子宮と繋がっています。大雑把に言うとこの脈の上にあるツボは全て産婦人科の疾患に効きます。


不妊治療の場合、冷え改善、採卵、移植各時期に効くツボはそれぞれの体質に合わせて、一番相応しいツボを選択する必要が最も重要であり、注意すべきなのは鍼灸師の知識、経験、テクニックによって、効果が変わります。


夏でも冷え改善が必要です、夏のエアコンやアイスクリームなどによって体の内面冷えが意外と多く見られます。


冷えがあると卵巣や子宮に行く血流が減り、栄養は血液に載って各内臓に送られていますので、卵巣への血流が減ると、卵の質が落ち、又子宮に行く血流が減ると子宮内膜の厚みや栄養状態が落ちます。着床に悪い影響を与えます。

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